三浦貴大:武井咲と夫婦役で初共演 「きれいな人恐怖症なんです…」

スペシャルドラマ「瀬戸内少年野球団」で初共演する三浦貴大さん(左)と武井咲さん=テレビ朝日提供
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スペシャルドラマ「瀬戸内少年野球団」で初共演する三浦貴大さん(左)と武井咲さん=テレビ朝日提供

 俳優の三浦貴大さんが、今秋に放送される武井咲さん主演のスペシャルドラマ「瀬戸内少年野球団」(テレビ朝日系)に出演し、武井さんと夫婦役で初共演することが2日、明らかになった。ヒロイン・駒子を演じる武井さんについて、三浦さんは「僕、きれいな人恐怖症なんです。きれいな人は怖い人という感覚があって、武井さんは自分の奥さん役なのに、会話がまったくできなかったらどうしよう…と思っていた」と告白しつつ、「駒子と武井さんのイメージにも相違があまりなかったので、非常にやりやすかったですし、優しくしていただきました」と感謝している。

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 「瀬戸内少年野球団」は、作詞家の阿久悠さんの小説(岩波現代文庫)が原作で、女優の夏目雅子さん主演で1984年に映画化もされた作品。戦後の兵庫県淡路島を舞台に、武井さん演じる江坂町国民学校初等科の先生の駒子が教え子たちと結成した少年野球団の監督を務め、敗戦後の子供たちとの成長や絆を描く。

 三浦さんが演じるのは、武井さん演じるするヒロイン駒子の結婚相手・中井正夫。誠実で家族思いの理想的な夫で、物語の前半で新婚の妻を残し戦地に出征し、片足を失いながらも奇跡的に復員し、駒子と子供たちに野球を通して生きる希望と夢を与えていく……という役どころ。正夫が戦地に赴く前の、ささやかながら心温まる結婚式のシーンも登場する。

 1984年の映画では、夏目さんを相手に郷ひろみさんが演じた難役だが、三浦さんは「非常にうれしい反面、怖い部分もありました。でも、今再び『瀬戸内少年野球団』を作るということは、新しい正夫をやっていいんだろうとポジティブに解釈して、演じることにしました」とコメント。撮影については「楽しい現場でした。戦地で片足を失った姿をどう見せるか、方言の難しさなど大変なこともあったはずなんですが、振り返れば、子供たちの元気で純粋でまっすぐな演技に触れて、芝居の楽しさを再確認することができました」と語っている。

 一方、武井さんは、三浦さんについて、「今回、初めてお会いしての夫婦役ですが、実はお父様(三浦友和さん)には以前からお世話になっていました! 夫婦役ということで、2人のシーンが多くありましたが、三浦さんは自然な方で、初めて会った気がしませんでした。三浦さんが自然体でいてくれたおかげで、居心地よく演じることができました」と語っている。

 ドラマには友近さん、えなりかずきさん、山内圭哉さん、本田望結さん、坂田湧唯(ゆうい)さん、平泉成さん、栗山航さん、高橋惠子さん、大杉漣さんも出演する。

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