あばしり一家:永井豪の代表作 細野不二彦のカバーで復活

「あばしり一家 21st century」 (C)ダイナミックプロ・細野不二彦/集英社
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「あばしり一家 21st century」 (C)ダイナミックプロ・細野不二彦/集英社

 永井豪さんの代表作の一つで、1970年代に連載して人気を博したマンガ「あばしり一家」が、「ギャラリーフェイク」などで知られる細野不二彦さんのカバーで、3日発売のグランドジャンプ(集英社)17号で読み切り「あばしり一家 21st century」として復活した。

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 「あばしり一家」は、1970年代前半に週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載されたマンガ。紅一点の長女・菊の助を中心に、超能力者の父・駄ヱ門(だえもん)、のぞきが趣味の長男・五ヱ門(ごえもん)、最強の次男・直次郎、爆発物のスペシャリストの三男・吉三(きちざ)の極悪ファミリーの活躍を描くピカレスクもの。92年にOVAでアニメ化、2009年には実写映画も公開された。

 読み切りは、あばしり一家がアメリカに上陸し、世界的IT企業のCEOを拉致しようとする……という内容。現代の事情に合わせて、監視カメラやデジタルツールを使った攻防も展開される。

 永井さんは1945年石川県輪島市生まれ。1967年に「目明しポリ吉」でデビューし、「ハレンチ学園」「デビルマン」「キューティーハニー」「マジンガーZ」など多くのヒット作を世に送り出した。

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