斉藤由貴:年下ミュージシャンにときめく主婦に 川島海荷と母娘役

名古屋市内で行われたスペシャルドラマ「ハートロス ~虹にふれたい女たち~」の会見に出席した(左から)川島海荷さん、内館牧子さん、斉藤由貴さん、宇梶剛士さん
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名古屋市内で行われたスペシャルドラマ「ハートロス ~虹にふれたい女たち~」の会見に出席した(左から)川島海荷さん、内館牧子さん、斉藤由貴さん、宇梶剛士さん

 女優の斉藤由貴さんが10月に放送されるスペシャルドラマ「ハートロス ~虹にふれたい女たち~」(CBCテレビ・TBS系)で主演することが13日、明らかになった。脚本家で作家の内館牧子さんによるオリジナルストーリーで、斉藤さんは年下のミュージシャンにときめく主婦を演じ、娘役で川島海荷さんが出演することも明らかになった。

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 番組は、CBCテレビ(名古屋市中区)の開局60周年を記念したスペシャルドラマ。近年話題の「○○ロス症候群」をテーマにした。名古屋市を舞台に、結婚20周年を迎えた、みそ鍋店の女将(おかみ)の深谷桜子(斉藤さん)が、年下のミュージシャンとSNSで交流するようになり、恋心のような感情を抱いていく……というストーリー。桜子の夫役で宇梶剛士さんが出演し、ほかに七瀬公さん、堀内敬子さん、生田智子さん、長谷川朝晴さんらも出演する。

 このほど、名古屋市内で会見が開かれ、斉藤さん、内館さん、川島さん、宇梶さんが出席。斉藤さんは「(桜子は)最終的に女として、親として、妻として……、いろんな気持ちを抱えて、一番大切なものに気づく」と役どころを説明。「大人としてこうであるべきという気持ちとは別に、ふと、なにかをロスしたような気持ちは誰もが持つもの。共感を得られると思う」と自信を見せた。

 相撲好きで知られる内館さんは、○○ロス症候群をテーマにした理由を「私は北の富士が横綱になるずっと前からの追っかけ。彼が結婚したとき、本当にショックでした」と自身の“北の富士ロス”の経験を語り、「芸能人、スポーツ選手らと、恋愛ができるわけじゃないけれど、心の中にいると気持ちに“虹”がかかるんです。およそ手の届かない人を本気で好きだっていう話を書きたかった」と明かした。

 また、物語について「家庭はうまくいっていて文句はないけれど、妻の心の中に、“虹”はない。夫だけが知らずに脳天気。そういうことってあるんです。(ミュージシャンとの出会いから桜子を)どんどん深みにはめていきました」とニヤリ。「幸せで平穏に暮らしている妻たちは、どこかで人生をリセットしたいんだと思う。リセットなんて、もっと年をとってからもできるんだけど、『今しないとできないぞ』って思ってしまうのが、45~50歳ぐらいなのかな」と語った。

 撮影は高層ビルが並ぶ名古屋駅前や、名古屋駅からほど近く、名古屋でもっとも古い商店街「円頓寺(えんどうじ)商店街」、江戸時代の面影を残す四間道(しけみち)などで実施。演出も手がけるCBCテレビの堀場正仁プロデューサーは「この60年の名古屋の歩みや変化が出せるのではと考えた。60年ほど前と比べても、女性は生活や人生の楽しみ方が大きく変化しています。そういった変化の様子を描きつつも、やはり家族の大切さやいいところが伝われば」と語っていた。

 放送はTBS系で10月2日午後2時から。テレビ山梨は午後3時から。

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