今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。22日には、歌舞伎俳優の中村勘九郎さんと堤幸彦監督がタッグを組み、2014年にヒットした舞台を映画化した「真田十勇士」、山田孝之さん主演の人気シリーズの劇場版第3弾となる「闇金ウシジマくん Part3」(山口雅俊監督)が公開。24日には、09年1月に米ニューヨークで実際に起きた事故を、クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクスさん主演で映画化した「ハドソン川の奇跡」が公開される。
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「真田十勇士」は、今秋に舞台も再演されるビッグプロジェクトの一環となる、痛快でド派手な時代劇超大作。猿飛佐助を中村さんが演じ、天下の名将・真田幸村に加藤雅也さん、真田を支える勇士に松坂桃李さんら人気の俳優をキャスティング。大島優子さんがくノ一役で本格時代劇に初挑戦していることも話題を集めている。広大な場所で、ハイスピードカメラやステディカムなどを自在に使って繰り広げられる戦闘シーンは躍動感にあふれ、迫力満点。見どころはやはり勘九郎さんの芝居の妙に尽き、滑稽(こっけい)で仲間思いで、真田を立てる姿もよし。戦国の荒波もなんのその、身軽に乗りこなす。物語を転がしていく役回りとして目が離せない。
「闇金ウシジマくん Part3」は、「10日で5割(トゴ)」という違法な高金利で金を貸す「カウカウファイナンス」社長の丑嶋(ウシジマ=山田さん)と、不良債務者たちの姿をリアルに描いた人気シリーズの劇場版第3弾。原作は青年マンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中で、今作では「フリーエージェントくん編」と「中年会社員くん編」を基にした物語が展開している。やや極端な部分はあるものの、人間がいかに欲や誘惑に勝てないかという弱い部分を嫌というほど見せつけられるなど、ウシジマ“らしさ”全開で、薄ら寒い気持ちにさせられつつも、ある種人間の本性をディープに鋭く突くストーリーに思わず熱狂させられる。
「ハドソン川の奇跡」は、異変が起きた飛行機をハドソン川に不時着させ、乗員乗客155人の命を救った後に起こった、機長と副操縦士を襲った試練をメインに描いた作品。乗員乗客155人を乗せ、ラガーディア空港を飛び立ったUSエアウェイズ1549便は、鳥の群れと衝突し、あわや墜落の危機に陥る。管制室から近くの空港に着陸するよう指示が出されるが、機長のチェスリー・“サリー”・サレンバーガー(ハンクスさん)は、それは不可能と判断。ハドソン川への不時着を決意。そして事故発生から208秒後、機体は川に着水するも、全員が助かり、サリーは英雄とたたえられるが、その後に開かれた事故調査委員会で、副操縦士のジェフ・スカイルズ(アーロン・エッカートさん)とともに不時着の妥当性を厳しく追及される……というストーリー。
そのほか、12年からマンガ誌「good!アフタヌーン」(講談社)で連載中の桜井画門さんのマンガが原作の劇場版アニメ「亜人-衝戟(しょうげき)-」(瀬下寛之総監督・安藤裕章監督)が23日に公開。離婚騒動で揺れるブラッド・ピットさんとアンジェリーナ・ジョリー・ピットさんが夫婦役で共演をした「白い帽子の女」(アンジェリーナ・ジョリー・ピット監督)が24日に公開される。
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