BOYS AND MEN:メンバーに聞く<4> 田村侑久 10周年も「チラシ配りしたい」

映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」について語った田村侑久さん
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映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」について語った田村侑久さん

 東海エリア発の男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」(ボイメン)の映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」(植田尚監督)が29日に公開される。2010年に結成された同ユニットの歴史を、フィクションとノンフィクションを織り交ぜて仕立てた青春ストーリーで、ボイメンのメンバーが自分自身を演じている。メンバーに同作への思いや今後の目標などを聞いた。第4回は田村侑久さん。全10回。

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 映画は、メンバー10人が「ボイメンハウス」と呼ばれる合宿所で同居しているという設定。合宿所での日常や、それぞれの問題や課題に直面しながらも、グループや個人として輝こうと奮闘する姿が描かれる。

 自身の役どころのフィクションとノンフィクションの割合を「半々」と答えた田村さん。いつもは明るく元気なムードメーカーの一人で、役との共通点を自ら「お調子者だし、普段の『ウエーイ』っていうの(ノリ)はリアル」というが、役とのギャップもあり、芝居は「すごく大変でした」と振り返る。

 劇中ではメンバーに対して“キレる”シーンがある。物語の流れを変える重要なシーンであったことから、撮影前日から「相当緊張した」といい、普段は「メンバーに“ブチキレる”ことはないですね。基本的にみんなに優しいですよ。映画だと性格が悪い人みたいになっちゃっているけど……」と少し戸惑いもあったようだ。

 結成からこれまでの変化を聞くと「うーん……」と考えてから、「感謝の仕方」と答えた。昨年、日本ガイシホール(名古屋市南区)で行った“1万人ライブ”や、ソロライブを挙げ、「(ファンや周囲に)そのたびに助けてもらって『自分も次はこの人たちを助けたい』って思うようになったんです。そのために自分は何をしなきゃいけないのか、どうやって伝えれば感謝の思いが届くんだろうと考えて、昔に比べると行動でも示せるようになったかな」と心境を明かした。

 同グループは結成当初から、知名度を上げるために街でチラシ配りをしており、中でも田村さんは趣味に「チラシ配り」と記し、現在でも時間を見つけてチラシを配っているほど熱心に活動を続けている。「10周年を迎えてもチラシ配りをしている人間でありたいです!」と初心を忘れず活動する強い思いを口にした。

 <プロフィル>

 たむら・ゆきひさ。1990年10月17日生まれ。愛知県出身。松井玲奈さん主演のスペシャルドラマ「名古屋行き最終列車」や、河北麻友子さんが主演した「白鳥麗子でございます!」のドラマ版、映画版に出演した。

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