俳優の菅田将暉さんが12日、東京都内で行われた主演映画「溺れるナイフ」(山戸結希監督)の大ヒット記念舞台あいさつに登場。ヒロインを演じた小松菜奈さんの顔をなめるという衝撃的な“顔ペロ”シーンの撮影舞台裏を明かした。
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10代の恋と衝動を描いた本作で、「超絶やばい」とネットで話題になるほど“胸キュン”なラブシーンを演じている2人。菅田さんは「原作どおりなんですよ。そのまま忠実にやったってことなんですけどね」と淡々と話しつつ、「顔ペロッて感じでもなかったですけどね。ベロ~って感じでしたけどね」と苦笑い。「顔ペロの後、心情的にその気まずさを埋めるために、2人で珍しくアドリブで会話を楽しんだんですが、ばっさりきれいに切られてました」と舞台裏を語った。
また、菅田さんから顔につばを吐かれるという驚きのシーンもあったが、「もう『えっ?』と思わなくて。なんでも来るなと思っていて。それを受け止めて演じるしかないんだなという(撮影の)状況でもあったし、そういう気持ちだったので」と覚悟を決めていたという小松さん。今作について「10代最後の輝き。」とボードに記し、「19歳のときに撮影したんですが、10代のときにしかないエネルギーや感情がすごくみなぎっていて、その姿を10代最後に撮影して映画にしてもらえたことは一生の宝物。自分の中でも葛藤や苦しい部分があったんですが、それも全部輝いていたのかなと思います」としみじみ語った。
映画は、2004年10月~13年12月に月刊マンガ誌「別冊フレンド」(講談社)に連載されたジョージ朝倉さんの同名マンガを実写化。東京で雑誌モデルをしていた望月夏芽(小松さん)は、父親の故郷に引っ越し、刺激がない田舎町での暮らしに落胆するが、先祖代々の土地を守る神主一族の子孫で跡取りの航一朗(菅田さん)に出会ったことで胸がざわめく……というラブストーリー。
舞台あいさつでは、映画「ディストラクション・ベイビーズ」でも共演している2人に、観客から「また共演するなら、どんなジャンルの映画に出たい?」という質問も。菅田さんは「今のところバイオレンスっぽいのが続いてるから、ハッピーがいいかな。……でもイメージつかないな。同じ囚人とかがいいんじゃない?」とジョーク交じりにコメント。一方の小松さんは「なんで?」と苦笑いしつつ、「でも、結局はそういう暗い話のほうがやりやすい。何も手加減しないでできるんで。そっちのほうが燃えますね」と同調していた。
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