機動戦士ガンダム THE ORIGIN：ララァ役の早見沙織は「新参者としてドキドキ」　池田秀一の声に胸揺さぶられる

　アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の第4話「運命の前夜」の初日舞台あいさつが新宿ピカデリー（東京都新宿区）で行われ、安彦良和総監督や声優の池田秀一さん、早見沙織さんらが登場した。ララァ・スン役の早見さんは「今回で4話目ですけど、私自身はここからが始まりなので、新参者としてドキドキしながら参加させていただきました。アフレコ現場に足を踏み入れた瞬間にガンダムの世界に足を踏み込んだんだなと、ヒシヒシと感じまして、隣で（シャア・アズナブル役の）池田さんのお声を聞いた瞬間に胸が揺さぶられて、もしかしてシャアと出会ったララァもこんな気持ちだったのかなと思いながら、収録させていただきました」と語った。

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　安彦総監督は「おかげさまでシャア・セイラ編が完結いたしました。こんな晴れの日に（セイラ役の）潘めぐみさんがいないのは、非常に寂しいですけども、出番がないように演出してしまった私の責任です（笑い）。本来なら潘めぐみさんが、ララァの2代目をお母さん（潘恵子さん）の後を継いで、やっていただくべきだったのかもしれませんが、早見沙織さんという素晴らしいララァをいただきまして、もっと早見さんのララァを実現させるためにも、素晴らしい（第5、6話の）ルウム編を作って、さらに本編の映像化を目指したいと思います」と早見さんの演技を絶賛した。

　シャア・アズナブル役の池田さんは「今作ではまだ少し赤いだけですが、次はもう完全に赤い彗星になりますので楽しみにしていてください」とコメント。主題歌「宇宙（そら）の彼方（かなた）で」を担当した森口博子さんは「『Zガンダム』でデビューさせていただいた私が、一年戦争につながる奇跡のバトンをいただけたのは、本当に魂震える喜びでいっぱいです」と話した。舞台あいさつには、声優の渡辺明乃さん、喜山茂雄さんも登壇した。

　「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインや作画を担当した安彦さんの同名マンガを基に描くアニメシリーズ。第4話は、地球から最も遠い宇宙都市サイド3がジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑む……というストーリー。第5話「激突 ルウム会戦」が2017年秋、第6話「誕生 赤い彗星」が18年にイベント上映される。