注目映画紹介:「疾風ロンド」阿部寛主演 大島優子も華麗な滑りでサスペンスを盛り上げる

「疾風ロンド」のビジュアル (C)2016「疾風ロンド」製作委員会
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「疾風ロンド」のビジュアル (C)2016「疾風ロンド」製作委員会

 阿部寛さんの主演映画「疾風ロンド」(吉田照幸監督)が26日から公開される。ベストセラー作家・東野圭吾さんの大ヒット小説を映画化。広大なゲレンデで、盗まれた生物兵器の行方を追う栗林(阿部さん)を、スノーボードクロスの選手にふんした大島優子さんが手助け。大島さんが、映画タイトル「疾風」そのものの華麗な滑りを見せている。

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 舞台はスキー場。医科学研究所から全国民を巻き込むかもしれない違法な生物兵器「K-55」が盗まれた。研究員の栗林は、それを探す任務につく。日本最大級のスキー場にあるという情報をつかみ、4日以内というタイムリミットを抱えながら、地元の中学生らの力を借りて事件の真相に迫る。子役出身で映画、ドラマで活躍する濱田龍臣さん、関ジャニ∞の大倉忠義さん、「真田十勇士」(2016年)などに出演した望月歩さんら、注目の若手俳優が出演している。

 怪しい男を追うシーンでは、9歳からスノーボードをした経験を持つ大島さんが、華麗な滑りと格闘で、スピード感あふれるサスペンスを盛り上げる。選手としての自信を取り戻していく姿も見ものだ。ほかにも、栗林と息子、地元のワケあり母子の微妙なすれ違いが描き出され、白銀のゲレンデに隠された兵器の行方と同様、埋もれていた親子関係の行方も見つめ出していく。26日から丸の内TOEI(東京都中央区)ほかで公開。(キョーコ/フリーライター)

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