マイマイ新子と千年の魔法:「この世界の片隅に」ヒットでリバイバル上映 片渕監督がファンを前に感慨

「マイマイ新子と千年の魔法」のリバイバル上映に登場した片渕須直監督
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「マイマイ新子と千年の魔法」のリバイバル上映に登場した片渕須直監督

 ヒット中の劇場版アニメ「この世界の片隅に」の片渕須直監督が手がけた劇場版アニメ「マイマイ新子と千年の魔法」のリバイバル上映が20日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で行われた。同作は、「この世界の片隅に」のヒットを受けて再上映されることになったといい、片渕監督は、劇場に集まったファンを前に「こんなにたくさんのお客さんに見ていただけるとは……」と感慨深げに語った。

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 「マイマイ新子と千年の魔法」は、2009年に公開され、高い評価を得たものの、動員はやや苦戦した。これまでフィルムで上映されていたが、「この世界の片隅に」のヒットによって注目が集まっていることから、DCP(デジタルシネマパッケージ)が製作され、この日がDCP版のお披露目となった。片渕監督は「『マイマイ新子』の再出発となった気がします。いろいろなことが実現でき、本当にありがたい」と感謝の言葉を述べた。

 「マイマイ新子と千年の魔法」は、高樹のぶ子さんの自伝的小説が原作。昭和30年代の山口県防府市を舞台に、空想好きな小学3年生の少女・新子、東京から引っ越してきた引っ込み思案な少女・貴伊子らの日常を描いたアニメ。第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞にも選ばれた。

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