アニメ質問状:「青の祓魔師 京都不浄王篇」 「不浄王」の制作にスタッフも苦心

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「青の祓魔師 京都不浄王篇」のビジュアル(C)加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会・MBS

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、魔神の血を引く少年が「祓魔師(エクソシスト)」となり、仲間たちとともに悪魔と戦うアニメシリーズの最新作「青の祓魔師 京都不浄王篇」です。初見浩一監督に作品の魅力を語ってもらいました。

--作品の概要と魅力を教えてください。

 集英社から出版されている月刊マンガ誌「ジャンプスクエア」で連載中のマンガ「青の祓魔師」のコミックス第5巻から第9巻にかけて収録されている京都を舞台とした長編をアニメ化した作品になります。

 魔神(サタン)の落胤(らくいん)として生まれた奥村燐を主人公とし、その双子の弟・雪男や燐と同じく祓魔師を目指す学園の仲間たちとの物語が展開されていきます。今回の「京都不浄王篇」は、燐が魔神の落胤であり、その力の象徴である青い炎を継承していることが周りに露見し、仲間たちとの溝が生まれてしまったところからのお話になります。

 燐たちみんなが思い悩み、葛藤をし、さらに不浄王という強大な敵に立ち向かっていくのが、この「京都不浄王篇」です。原作初の長編で、その一筋縄ではいかない数多の困難や、親子や家族、そして仲間との絆に関してとても丁寧に描かれている一方で、後半には数々の戦闘シーンまで盛り込まれている。そんな盛りだくさんなストーリーが魅力です。

--今回のアニメで心がけたことは。

 この「青の祓魔師」は原作マンガ自体が、作者である加藤先生の手によって、とても丁寧に作り込まれた作品です。今回は原作初の長編で、燐たちが思い悩み、葛藤する様子がしっかりと描き込まれています。その原作に込められているたくさんの情報や、キャラクターたちの表情や心情を余すことなくくみ取りながら丁寧に作ることを心掛けております。

--作品を作るうえで大変なことは。

 今回、燐たちの敵となる「不浄王」、これがアニメを作る私たちスタッフにも強敵になっています。不浄王は菌の悪魔なので、ひたすら増殖をしており、作品の中でも、私たちは「不浄城」と呼んでいますが、増殖の果てに一つの巨大な城のような見た目になる上、さらには巨大に膨れ上がった本体が暴れまわりながら燐たちと戦います。アニメを作る上で止まらない物体というのは非常にやっかいで、その増殖する様子や、巨大な不浄王や不浄城自体を描くのはとてもカロリーの高い作業になっています。たくさんのスタッフの力をお借りして、場面場面精査しながら、時に作画の力技を織り交ぜながら描いていこうと思っております。

--今後のみどころを教えてください。

 前半は、燐たちの感情芝居が中心のお話でした。私たち絵を作る側もそんなお芝居を頑張って描かせていただきましたが、役者の皆様の演技がとても素晴らしく、非常に感動的で、魅力的なシーンを演出することができました。一方で後半は、不浄王とのアニメならではのダイナミックなアクションシーンにご期待いただければと思います。もちろん、戦いの中での役者の皆様の演技も必見です。

--ファンへ一言お願いします。

 「青の祓魔師」はとても原作のファンが多い作品だと聞いております。最初のアニメや劇場版アニメを通して好きになってくださった方もたくさんいると思います。今回の「京都不浄王篇」を見て「アニメ化してくれてよかった!」と思っていただきたいですし、ぜひともここから「青の祓魔師」という作品を好きになってくださる方がたくさん出てきてくれれば良いなと思っております。燐たちキャラクターたちの魅力を最大限に引き出せるよう、私たちスタッフ一同、満身創痍(そうい)になりながら頑張っておりますので、ぜひご覧ください。

「青の祓魔師 京都不浄王篇」 監督 初見浩一

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