吉永小百合:120本目の出演映画で堺雅人と実写初共演 監督は「おくりびと」滝田洋二郎

映画「北の桜守」に出演する吉永小百合さん(左)と堺雅人さん
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映画「北の桜守」に出演する吉永小百合さん(左)と堺雅人さん

 女優の吉永小百合さんの映画出演120本目となる「北の桜守(さくらもり)」が来春に公開されることが15日、明らかになった。息子役として、俳優の堺雅人さんも出演する。吉永さんと堺さんは実写作品で初共演となる。「おくりびと」の滝田洋二郎監督がメガホンを取る。

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 「北の桜守」は、北の大地を舞台にした母と息子の物語。1945年のソ連侵攻で南樺太から北海道の網走へと脱出した江蓮てつ(吉永さん)は、厳しい生活に耐えながらも息子2人を育て上げ、夫を待ち続けながら同地でひっそりと暮らし続けていた。その後、米国で成功した次男・修二郎(堺さん)が帰国。息子夫婦と札幌で暮らし始めたてつだったが、徐々に不可解な行動が目立つようになる。年老いたてつは、戦禍によるPTSDの後遺症に陥っていた。そんなある日、てつが突然姿を消して……というストーリー。

 吉永さんが主演で、北海道を舞台にそこで生きる人々を描いた「北の零年」(2005年)、「北のカナリアたち」(12年)に続く、“北の三部作”の最終章となる。

 今月16日にクランクインし、冬の網走市でのロケを敢行。春に東京都内近郊のロケやセットでの撮影を行い、その後に北海道の稚内市を中心とした北海道縦断のロケをするという。6月末クランクアップ予定。公開は北海道が命名されて150年となる来春を予定している。

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