YOSHIKI:「X JAPAN」映画の舞台あいさつで感涙 Toshlが“友情”フォロー

ドキュメンタリー映画「WE ARE X」の完成披露ジャパンプレミアの舞台あいさつで涙をぬぐう「X JAPAN」のYOSHIKIさん(左)と、手伝うToshlさん
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ドキュメンタリー映画「WE ARE X」の完成披露ジャパンプレミアの舞台あいさつで涙をぬぐう「X JAPAN」のYOSHIKIさん(左)と、手伝うToshlさん

 人気ロックバンド「X JAPAN」のリーダーのYOSHIKIさんが23日、東京都内で行われたドキュメンタリー映画「WE ARE X」(スティーヴン・キジャック監督)のジャパンプレミアの舞台あいさつに登場。YOSHIKIさんは「X JAPAN」の歴史を振り返った同作について、「決してかっこいいシーンばかりではない」と説明。舞台あいさつでは、元メンバーのHIDEさんが亡くなったあと、自身も精神科で治療していた過去も振り返り、涙で声を詰まらせながら「何年も何年も、ファンのみなさんが、こうやって、応援してきてくれたからこそ、この映画も完成し、ステージに立っていられて……」とファンへ感謝する場面も。その後は、YOSHIKIさんのメーク直しをToshlさんが鏡を持って手伝うなど固い友情をうかがわせる一幕もあり、観客を沸かせた。

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 メンバー5人がそろって舞台あいさつに登場するのは同バンド初。舞台あいさつ前に行われたレッドカーペットには、メンバーのYOSHIKIさん、Toshlさん、PATAさん、HEATHさん、SUGIZOさんの5人がそろって登場。5人が姿を見せると、集まったファンからは一斉に悲鳴のような歓声があがった。

 映画の感想を聞かれたToshlさんは、「僕的になかなか振り返れない過去というのがあって……」と語り、「ロングインタビューを監督と1対1でやって、当初はこういう発言どうかな、削除したほうがいいんじゃないかと直談判したこともあったんですが、さらけ出すならすべてさらけ出そうと」と説明。「この映画で自分の過去を清算、というのもおかしいけど、けじめをつけて、今の『X JAPAN』としてこれからさらに大きな壁をぶちやぶるために、歩んでいくんだなと」と前向きに語った。
 
 映画は、結成後30年以上にわたって生み出されてきた「X JAPAN」の歴史を描いたハリウッド製作のドキュメンタリー。米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン公演の舞台裏などを追う。2016年に米国サンダンス映画祭で最優秀編集賞を受賞。3月3日日本公開。

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