タレントの高田純次さんが、4月にスタートするテレビアニメ「笑ゥせぇるすまんNEW」のエンディングテーマを歌っていることが12日、明らかになった。楽曲タイトルは「ドーン！やられちゃった節」で、高田さんは「ちゃんと歌えたかどうかは分からないけどね」と“テキトー発言”ではぐらかしつつ、「『えー、高田純次が歌うの。大丈夫？』と思う人も多いと思いますけど、実際に番組を見て僕の歌を聴いてね、良い評価をもらいたいですね。これからの新年会シーズンの席なんかで、僕の『ドーン！やられちゃった節』を歌ってほしいね」と視聴者に呼び掛けている。

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　「笑ゥせぇるすまん」は、藤子不二雄Aさん原作のブラックユーモアマンガで、「人間の心」を取り扱う謎のセールスマン・喪黒福造（もぐろ ふくぞう）が主人公。心の寂しい人たちを相手にした喪黒の商売を通して、人間の本質であるいい加減さ、弱さ、愚かさを描いている。1989年にアニメ化され、TBS系の番組「ギミア・ぶれいく」内で放送を開始。喪黒の「ホーッホッホッホッ」といった笑い声や、商売相手に約束を破った代償を払わせる時に発する「ドーーン！！」という決めぜりふが話題となり、人気を博した。

　「笑ゥせぇるすまんNEW」は28年ぶりの再アニメ化作品で、喪黒福造の声は、昨年4月に亡くなった大平透さんの指名で、声優の玄田哲章さんが担当する。高田さんが歌うエンディングテーマ「ドーン！やられちゃった節」は、「ギミア・ぶれいく」のテーマ曲などで知られるジャズピアニストの前田憲男さんが作曲と編曲、数々のアニメソングを手掛けてきたマイクスギヤマさんが作詞を担当している。

　高田さんは「僕でいいのかなと思ったけど、他に歌手で『高田』の付く人はあまりいないから間違いじゃないのかなって」とオファーを受けた際の心境を振り返り、「でもせっかくお話をいただけたのだから挑戦させてほしいと歌わせてもらったんだけど、ドジや、お酒の失敗、女の子の失敗、会社での失敗の感情を歌詞にプラスアルファで歌に込めなくちゃいけないのでやっぱり難しかったですね」とレコーディングを振り返っていた。

　アニメはTOKYO MXで4月3日から毎週月曜午後11時に放送され、読売テレビ、BS11、アニマックス、チューリップテレビでも順次放送される。