鈴木亮平:連ドラで宮沢賢治役 「この脚本に巡り合えたことに感謝」

「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」に主演する鈴木亮平さん
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「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」に主演する鈴木亮平さん

 俳優の鈴木亮平さんが、6月から放送されるWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」に主演することが15日、明らかになった。鈴木さんは、日本を代表する詩人・童話作家の宮沢賢治を演じる。

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 ドラマは少年画報社の「思い出食堂」に掲載された魚乃目三太さんのマンガ「宮沢賢治の食卓」が原作。若かりし頃の天真らんまんな宮沢賢治が主人公で、彼の愛した食やクラシック音楽を通して、家族や親しい人たちとの関わりを描いた感動物語。大正10年、若き青年・宮沢賢治(鈴木さん)は裕福な実家を飛び出して東京で自活していたが、妹・トシの病を告げる父からの電報を見て帰郷。帰ってみればトシは元気で、賢治は電報が父の策略だったことに気づく。久々に帰郷した賢治は自分の胸を熱くする「何か」を見つけられずにいたが、そんな中、東京で味わったコロッケを手作りし、それを家族と“分かち合う”ことから気づきを得る……というストーリー。

 主演の鈴木さんは「“宮沢賢治”というと朴訥(ぼくとつ)としたイメージを勝手に持っていたのですが、当時の資料を調べていくと、とても熱くて人間臭い人だったようで驚きました」とコメント。さらに「時には周りをも巻き込んでしまう、子供のように豊かな感受性と情熱を持った“宮沢賢治”という一人の人間を、まるで今そこに生きているかのようにのびのびと演じられたらと思います」と意気込みを語っている。

 また、脚本を読んだ時の印象については「“宮沢賢治”の詩の世界と、当時の東北の人の暮らしと素朴でおいしい料理が混じり合って、絶妙なマリアージュが生まれています」と話し、「この企画、この脚本に巡り合えたことに感謝しています」とコメントした。

 ドラマは6月スタートで、WOWOWプライムで毎週土曜午後10時~放送。第1話は無料放送する。

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