藤井聡太四段:小学6年からの軌跡とらえたドキュメンタリー放送へ 東海テレビが制作

小学6年のころの藤井聡太四段=東海テレビ提供
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小学6年のころの藤井聡太四段=東海テレビ提供

 デビュー戦以来の公式戦連勝記録を27に更新した将棋の藤井聡太四段(14)を小学6年のころから追った東海テレビのドキュメンタリー番組「藤井聡太14才~3年間の棋譜~」(仮題)が、23日に放送されることが19日、明らかになった。いち早く才能にほれ込み撮影した、約100本のビデオテープから、貴重な映像の数々が放送される。

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 藤井四段は、2002年7月19日生まれ。愛知県瀬戸市出身。2016年、14歳2カ月で史上最年少のプロ棋士となった。同年12月にプロとして初めて対局した加藤一二三九段を下して以降、公式戦の連勝記録を伸ばし続けており、今月21日の王将戦予選に勝てば、神谷広志八段が持つ歴代1位の28連勝に並ぶ。

 取材編集担当の奥田繁さんは「3年前、将棋教室に『すごい少年がいる』という情報をつかみ、カメラが入ることになりました。2014年7月のことでしたが、師匠の杉本昌隆七段と藤井君が感想戦を検討していましたが、バリバリのプロである師匠に藤井君が『ここはこうですよ』とアドバイスしている様子を目の当たりにした時はビックリしました」と取材を振り返っている。

 また、番組の伏原健之プロデューサーは「私たち地元のテレビ局の仕事は“ふるさとの偉人”を世の中に伝えること」といい、「私たちは夕方のニュース番組の中で、プロ入り前からずっと、彼の成長ぶりを何度も放送し続けてきました。私たちにとって『瀬戸市の聡太君』が、あっという間に『天才』と絶賛されるプロ棋士へと、想像をはるかに上回る速さで、快進撃したことは驚きであり、誇りでもあります」とコメント。番組について「今、日本中から注目を集める14歳の成長の記録を、愛情を持って伝えたいと思っています」と話している。

 放送は、東海ローカルで23日午後7時から。

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