木村文乃:「伊藤くん A to E」ドラマ化で主演決定 佐々木希、志田未来、夏帆らも出演

「伊藤くん A to E」の出演者(C)「伊藤くん A to E」製作委員会
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「伊藤くん A to E」の出演者(C)「伊藤くん A to E」製作委員会

 柚木麻子さんの小説が原作で、岡田将生さんと木村文乃さんのダブル主演で映画化される「伊藤くん A to E」が、木村さん主演でドラマ化されることが30日、分かった。また、映画とドラマの追加キャストとして、佐々木希さん、志田未来さん、池田エライザさん、夏帆さん、田中圭さん、中村倫也さん、山田裕貴さん(山田さんはドラマ版のみ)が決定したことも併せて発表された。

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 映画は、柚木麻子さんの同名恋愛小説が原作。過去の栄光で何とか一流としてのプライドを保っている崖っぷちのアラサー脚本家・矢崎莉桜(木村さん)が、返り咲きたい一心で自身の講演会に参加した女性4人に目をつけ、彼女たちから受ける恋愛相談をネタにするため取材を始める。彼女たちを振り回す男の名前は偶然にも全て「伊藤」で、皆容姿端麗らしいが、自意識過剰で幼稚で無神経。聞くにつけ首をかしげたくなるほどの“痛男”だった。莉桜は脚本に書き進めるうちに、4人の女性たちが語る“痛男”が全て同一人物ではないかと考えはじめる。そしてある日、伊藤(岡田さん)が莉桜の前に現れる……というストーリー。ドラマ版は、映画と同じストーリー軸ながら、映画版で描ききれない4人の女性と伊藤との恋愛模様を、それぞれの女性目線で描く。

 岡田さん、木村さんのほか、伊藤にぞんざいに扱われる女性・島原智美役で佐々木希さん、伊藤にストーカーまがいの好意を持たれる女性・野瀬修子役で志田未来さんが出演。親友が長年片思いしている相手である伊藤を寝取ってしまう女性・相田聡子を池田エライザさん、伊藤に振られて自暴自棄になる女性・神保実希を夏帆さんが演じる。このほか、ドラマプロデューサー・田村伸也役を田中圭さん、売れっ子若手脚本家・クズケンこと久住健太郎役を中村倫也さんが務める。またドラマ版には、莉桜がかつて脚本を手がけた人気ドラマ「東京ドールハウス」の主演俳優・沖田役として山田裕貴さんも出演する。

 木村さんは「この作品は、いい意味でも悪い意味でも、最低な人たちが集まったお話です。反面教師にするのに、すごくいい教本だと思っています。結構シュールに笑えたりしますし、独特の世界観にはまれると思いますので、楽しみにしていただけるとうれしいです」とコメント。佐々木さんは「友達同士で見て、盛り上がっていただけるとうれしいです」と話し、志田さんは「ちょっと女性たちに対してイラッとするところもあるのですが、お話が進むうちに、笑いもあって、最後にはホロっとするところもあります」と作品について語っている。池田さんは「この作品には、共感したら負けのような気がする“女の子のあるある”がすごくちりばめられています」と話し、夏帆さんは「今までにない恋愛ドラマになっていると思いますので楽しんでいただけるのではないかと思います」とコメントしている。

 田中さんは「作品ではキャラクターそれぞれのダメなところにスポットが当たっていますが、そこから、魅力的でいとしいところが伝わるんだろうなと思っています」、中村さんは「ドラマ(莉桜目線)と映画は真逆をのぞき見ることになると思うので、同じ作品ですが、全く違う印象になるのかなと楽しみにしています」、山田さんは「この作品はいろんな人の恋愛観、男とは、女とは、ということを面白い角度で客観的に切り取っています。『伊藤くん』を追いかけながら、いろんな女性を見て楽しんでください」とそれぞれコメントを寄せている。

 ドラマはTBSで8月15日から、MBSで8月20日からの放送で、全8話。映画は2018年初春公開。

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