フジテレビ宮内正喜新社長:「変える・変わる」がキーワード 「業績回復に絞って解決に当たりたい」

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 フジテレビの宮内正喜新社長が7日、同局で定例会見に出席。亀山千広前社長の後任となる宮内新社長は「3日に社員に向けてシンプルな表現で話をした。『変える・変わる』をキーワードに、私も勇気をもって、業績を回復する一点に絞って解決に当たりたい」と決意を語った。

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 また、「フジの社風、DNAは自由で開放的でノリがいい。その社風が生きてくれば。フジの社員は一人一人優秀な才能を持っていますので、その才能をうまく引き出したり、束ねたりして新しいモノを作り出す。それが私の仕事と思っています」と言い、「私も放送人として50年。テレビの仕事に携わっていた経験は十分に生かされるのではないか。ムードメーカーとして会社を引っ張っていきたい」と語った。

 組織改革について、「視聴率の回復のために全社的に編成主導で責任体制を明確にしていく。収益性の高いタイムテーブル作り、制作費の見直しを継続して実施する。自由闊達(かったつ)なフジテレビの職場環境を作り出すことも急務だ。現行組織の大幅な見直しを。局間の壁を超えて、スピードを徹底する。組織改革を断行する」と強い決意を語った。

 「制作費を圧縮すると番組の質に影響するという議論があるが」と記者から問われると、「私もフジテレビ40年の中で、制作部門にもおりましたし、制作費を下げろというと意欲が下がる。40年前も現在も変わってない。意識改革をするのが一つ。フジテレビは、他の東京キー局には劣ってない。制作費のスタンダードに近づけていきたい。(削るところは削る?)おっしゃるとおりです」と答えた。

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