テニミュ:本田礼生、健人、佐藤祐吾、森田桐矢が副音声を収録 「お菓子でも食べながら見て」

「ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2016」の副音声収録後、取材に応じた(左から)佐藤祐吾さん、本田礼生さん、健人さん、森田桐矢さん
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「ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2016」の副音声収録後、取材に応じた(左から)佐藤祐吾さん、本田礼生さん、健人さん、森田桐矢さん

 WOWOWで7月28日に放送される「ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2016」の副音声収録がこのほど行われ、青学(せいがく)8代目の菊丸英二役の本田礼生さん、不動峰の伊武深司役の健人さん、聖ルドルフの木更津淳役の佐藤祐吾さん、山吹の千石清純役の森田桐矢さんが、収録後に取材に応じた。「テニミュ」の愛称で知られるミュージカル「テニスの王子様」の魅力について聞いた。

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 ――収録で映像を見て思い出したことは?

 本田礼生さん:体力的に厳しい舞台を乗り越えたことで、それが自信になっています。いろいろな舞台を経験しましたが、テニミュが一番体力的に厳しかったと改めて思いました。

 健人さん:当時のことがよみがえりました。また成長したんだという第三者目線で見られました。また(収録のため)集まって見ていると懐かしいし、改めて頑張っていこうと思わせられます。

 佐藤祐吾さん:初心を思い出しました。僕は今、(テニミュで)いつの間にか周りに教える立場になったけれど、慣れた感じが出ているのかな……。でも、それは違うと思います。手慣れたテニミュほどダメなものはない。必死さがあってこそのテニミュなので。

 森田桐矢さん:「Dream Live」は本公演とは違って、お客さんの声援があって、反応が返ってきた一体感を改めて認識させられました。

 ――テニミュを最初に知ったとき、演じてからのイメージを教えてください。

 本田さん:僕は出演が決まってから初めて生で「テニミュ」を見たのですが、こんなに動きながらこんなに歌うんだ!と衝撃を受けました。そして稽古(けいこ)が始まり、“合宿”を体験して(体力が)足りないと自覚し、さらに不動峰公演が始まってもいろいろな部分で「まだまだだな」という思いをしたのが印象に残っています。何回も壁にぶつかっています。

 健人さん:DVDで見たのが初めてで、「こういう世界があるんだ」と衝撃を受けて「出てみたい」と思いました。実は一度は落ちて、別の舞台を経験してから学んだことを生かして「3rd(サード)シーズン」のオーディションに挑んだので、受かったときのうれしさは印象に残っています。

 佐藤さん:知ったのは声優の専門学校時代で、芝居の好きな友達を経由してです。当時の印象は「若手俳優の登竜門」というイメージで「出演している人はすごいな」と思っていましたが、事務所に入って、初めて自分の力で勝ち取った役でした。稽古に入っても夢見心地でしたが、いざ(別チームの)「青学(せいがく)」と会って「(稽古不足で)まずいな。頑張らなきゃダメだ」と思いましたね。

 森田さん:中学3年生のころに見て、初めての目標がテニミュだったんです。当時は事務所に所属していたものの目標がなかったのですが「この舞台に立ちたい」と願いました。千石役に決まったときは、天にも昇る気持ちでした。しかし「聖ルドルフ」の公演を見て不安にかわって、先輩たちにどうやって追いつけるのかなと悩んだときがありました。

 ――「テニスの王子様」といえば、原作マンガではカッコいいポーズが印象的です。意識しましたか。

 健人:原作のカッコよさの意識はします。ですがその前にポーズよりも、全力でテニスに向いてないとお客様に気持ちは届かないと思っています。熱量がありきでのカッコよさですね。

 佐藤さん:原作でも、何もない人がカッコつけるのでなく、テニスに夢中になっててカッコよくなっていて、僕らもそこを目指すべきです。ですが、そもそも単純に稽古でもすました余裕なんて、やらせてもらえないんですよ。ダンスも歌もやったことがない人が集まってますし、それで何を見せられるかといえば、今出せるベストを出すしかない。結果、カッコよく見えるのがベストでしょうか。

 森田さん:カッコいいというのは、お客さんが見た結果論。僕たちは意識せずに、熱意を持って演じれば結果としてついてくるのかなと。実は最初のころは、カッコつけようとした時期が大いにありまして。今思うと……。

 ――カッコつけようとして注意されることがある?

 健人さん:(注意されるかは)学校(チーム)によるかも。あえて言わないときもあるのは、自分で気づくことが大切なときもあるからですね。

 佐藤さん:人に言われて直せる人もいますが、強い気持ちがあってやっている人もいますから。自分で気づくのが一番早いんですよ。そういう時期もあります。学校によってカラーは違いますね。

 ――今回放送される「Dream Live 2016」の副音声解説の見(聞き)どころは?

 本田さん:「副音声解説」というと堅いイメージですが、グニャグニャですね(笑い)。普段は4人で公演の映像を見ながらしゃべることはないですし、皆で見るとこういう(ワイワイした)感じになります。僕らと一緒に見ている気分でお菓子でも食べながら見てください。

 ――初心者が見るにはハードルが高いでしょうか。

 佐藤さん:初めて見る方は本編を見てからのほうがいいでしょうね。解説は一切していないですからね(笑い)。

 「ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2016」はWOWOWライブで7月28日午後6時から放送される。このほか、同日午前8時からは、これまでに放送された2nd(セカンド)シーズンの「ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live」の3作品の再放送を出演キャストらによる副音声解説付きで放送する。

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