宮藤官九郎:田中麗奈へ“言葉の暴力”「気持ちよかった」 “DV夫”役が抜けきれず… 

映画「幼な子われらに生まれ」のプレミア試写会に登場した宮藤官九郎さん
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映画「幼な子われらに生まれ」のプレミア試写会に登場した宮藤官九郎さん

 脚本家で俳優の宮藤官九郎さんが2日、東京都内で行われた映画「幼な子われらに生まれ」(三島有紀子監督)のプレミア試写会に登場。田中麗奈さんの元夫役の宮藤さんは「(台本に)思っていても言っちゃいけないことというか、思ってもいけないことが書いてある。だから逆に気持ちよかったです。奥さんや娘の悪口ばっかりで、逆にやりやすかったです」と苦笑交じりに振り返った。

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 司会者の「共感したところは?」との質問には「ないです」と即答。一方で「ないってことにしておきます。でも言っていて気持ちはよかった」と語った。
 
 また、役が抜けきれず「DVの旦那の役なんですけど、自分の中に“DVの人”って意識があるから、(実際には)たたいたことないんですけど、なんかたたいた気がします」と明かし、一緒に登壇した田中さんや娘役の南沙良さん、鎌田らい樹さんに「オレ、たたいてないよね」と“再確認”して、会場の笑いを誘っていた。

 「幼な子われらに生まれ」は、直木賞作家・重松清さんの同名小説が原作。バツイチのサラリーマン・田中信(浅野忠信さん)は、再婚した妻・奈苗(田中さん)の連れ子とうまくいかず、悶々(もんもん)とした日々を過ごしていた。ある日、奈苗の妊娠が発覚。長女の薫(南さん)はそのことでより辛辣(しんらつ)になり、“本当のパパ”(宮藤さん)に「会いたい」と言い始め、信は今の家族に息苦しさを覚え始める……というストーリー。26日公開。

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