愛知県で開催中のコスプレの祭典「世界コスプレサミット(WCS)2017」で6日、コスプレの世界一を決める「世界コスプレチャンピオンシップ」が行われ、初優勝した中国代表のシュシュさんとティェンティェンさんが取材に応じた。コスプレ世界一の栄光にティェンティェンさんは「感動で信じられない」と喜び、「夢は日本で桜の花見をすること」と笑顔を見せた。
ウナギノボリ
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2人は「ブラッド ザ ラスト ヴァンパイア」のコスプレでパフォーマンス。ティェンティェンさんが小夜にふんし、シュシュさんが敵キャラクターの翼手に扮(ふん)して、緊迫感のあるアクションで観客を魅了し、大きな歓声と拍手を浴びた。また、パフォーマンス中は顔が見えなかったシュシュさんが、マスクを取ると、あまりのイケメンぶりに観客が興奮する一幕もあった。
シュシュさんはパフォーマンスについて「最後に(小夜に翼手が)切り刻まれるシーンは観客も自分たちも高まるような作りにしました」と胸を張り、ティェンティェンさんは「(パフォーマンス中は)頭に血が上っていたので(歓声などは)あまり聞こえなかった。退場するときに(歓声や拍手を)じわじわと感じました」と振り返った。
翼手のコスチュームは2着作ったといい、ティェンティェンさんは「2カ月間、どこが悪いかを見て、毎日、改修しました」と製作に力を注いだことを明かした。また、来年、チャンピオンシップに挑戦する人へメッセージを求められると「夢に向かうために苦しいことや挫折があると思う。乗り越えると、その先に栄光がある」と語った。
チャンピオンシップは、愛知芸術文化センター(名古屋市東区)の大ホールで開催された。2位は「トライガン」のコスプレでパフォーマンスをしたメキシコ代表、3位は「怪~ayakashi~化猫」のコスプレでパフォーマンスをした日本代表だった。
WCSは、03年にスタートし、今年15回目。チャンピオンシップは、05年から行われている。日本のアニメ、マンガ、ゲーム、特撮のキャラクターに扮(ふん)した世界各国の代表コスプレーヤーが2人1組のチームで出場し、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競う。今年は過去最多となる35カ国・地域が参加し、クウェートを除く34カ国・地域の代表コスプレーヤーが出場。チリ、ベルギー、アラブ首長国連邦、ミャンマー、プエルトリコが初出場した。
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