北村一輝:「連続ドラマW 石つぶて」で外務省ノンキャリア役 萩原聖人も

「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」に出演する北村一輝さん(上段左)、萩原聖人さん(上段右)らキャスト
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「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」に出演する北村一輝さん(上段左)、萩原聖人さん(上段右)らキャスト

 俳優の北村一輝さんが、佐藤浩市さんが主演し江口洋介さんが出演するWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」に出演することが8日、明らかになった。北村さんは、佐藤さんと江口さんが演じる警視庁捜査2課の刑事が刑事生命をかけて追い続けるという外務省ノンキャリアの真瀬和則を演じる。また、佐藤さんと江口さんが演じる刑事の上司にあたるキャリアの捜査2課長・東田将之役で、萩原聖人さんが出演することも発表された。

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 北村さんは、ドラマの題材となる「外務省機密費詐取事件」について、「このような事件がニュースに取り上げられていても、聞こえてくるのは普段耳にしない言葉ばかりで、自分の無知さから興味が湧くこともなく、どこか人ごとに感じていました」と語り、「この話をいただいたのをきっかけにさまざまな関連資料を読み、『現実にこんなことがまかり通っているのか?』と驚かされました。1人の国民として、1人の俳優としてこの衝撃を皆さんに伝えられるよう挑みたいと思います」とコメントを寄せている。

 萩原さんは、「今回は、大いなるタブーに挑む骨太な作品。この作品に参加させていただけること自体が自分にとっても『挑戦』であり『喜び』でもあり、そして『プレッシャー』でもあります」と今の気持ちを明かし、「過去に佐藤さん、江口さんと共演させていただいたときは部下の役柄でしたが、今回はなんとお二人の上司役! いかにしてその空気が出せるのか、ドキドキしております。この心地よい緊張感の中、1人の俳優として『石つぶて』の一つになれるように、スタッフ、キャストの皆さんとともに励んでいきたいと思っています」と意気込みを語っている。

 北村さん、萩原さんのほか、真瀬(北村さん)の愛人・杉谷朱鐘役で真飛聖さん、主人公の木崎睦人(佐藤さん)とは犬猿の仲のベテラン刑事・羽佐間克男役で菅田俊さん、刑事部長の国友尚徳役で矢島健一さん、外務省に多大な力を持つというキャリア官僚役で佐野史郎さんらが出演することも発表された。

 ドラマは、元読売巨人軍の代表兼GMで、現在はノンフィクション作家として活動する清武英利さんの著書「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」(講談社)が原作。2001年に発覚し、政官界を揺るがした外務省機密費詐取事件が題材で、警視庁捜査2課に属する“石つぶて”たちが、組織にあらがいながらも事件の真相を追う姿を描く。「沈まぬ太陽」や、清武さんの著書をドラマ化した「しんがり~山一證券 最後の聖戦~」などの若松節朗さんが監督を務める。11月5日から毎週日曜午後10時放送。全8話で第1話は無料放送。

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