歌手で俳優の福山雅治さんが10日、名古屋市内で行われた公開中の主演映画「三度目の殺人」(是枝裕和監督)の舞台あいさつに登場した。司会者から、ベネチア国際映画祭で受賞を逃したことについて聞かれると「そうなんですよ」と残念そうな声を上げつつ、「世界中で毎年、何千本と作られている映画の中で、世界三大映画祭のコンペティションの21本に選んでいただけただけでも光栄」と話した。
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同作は、第74回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に日本から唯一出品されており、9日夜(日本時間10日未明)に受賞作が発表されていた。同映画祭での公式上映の際には観客から6分間のスタンディングオベーションを浴びたこともあり、観客の反応について福山さんは「(思った以上に)手応えが確かにあった」と振り返り、「『いただけ……るんですか?』って、ちょっと乗せられちゃったかな」と冗談めかす場面もあった。
この日、福山さんは、同作のロケを名古屋市役所で行ったことから「名古屋に帰って参りました!」とあいさつ。「名古屋のあなたと一緒にベネチアへ行けたことは、大変誇りに思っています」と話して大きな拍手を浴びた。また、観客が作品を見た後だったことから、具体的なシーンを挙げて撮影裏話を語ったほか、観客に作品への感想や意見を求めたり、自身の考えを語ったりしてファンを楽しませ、「キーワードは『三度目』。3回見て初めて(謎が)分かる」といい、「感想をツイッターや(最近始めた)慣れないインスタ、ラジオなどコミュニケーションが取れるところに送って」と呼びかけていた。
映画は、是枝監督のオリジナル脚本で描く法廷心理サスペンス。福山さん扮(ふん)する勝利にこだわる弁護士・重盛が、30年前にも殺人の前科がある男・三隅(役所広司さん)の弁護をやむを得ず担当することになる。三隅はすでに犯行を自供し、負けが決まったような裁判だったが、重盛は三隅と会うたびに、動機が希薄であることから「事件の真実を知りたい」と思うようになる……というストーリー。
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