お笑いコンビ「ライセンス」の藤原一裕さんが17日、東京都内でデビュー小説「遺産ゲーム」(KADOKAWA)の発売記念サイン会を開催した。イベント前の会見では、小説「火花」で芥川賞を受賞したお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんを引き合いに出されると、「後輩の“先生”なんですけど、先生のような純文学を書いたわけではないので、たいそうな賞とかはもらえないと思う」と謙遜しつつ、「2014年から作品を書いていたが、書いている最中に(又吉さんが)賞を受賞したので『あいつ何してくれとんねん』と思った」と恨み節を口にした。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
出版社に企画を持ち込み、発売に至るまで自ら動いたという藤原さんは「一番最初に思い付ついたのは作ったコント。設定が埋もれていたのが90本以上あったので。お客さんに一回見せたくらいだと、消化できてないから、何か形にできればというところがスタート」と作品を執筆した経緯を説明した。
所属する吉本興業とギャラの取り分を聞かれると、藤原さんは「しっかりとお抜きになられます。会社として全く動いてないけど、お抜きになられる」と自虐気味に話し、印税の使い道については「堅実で申し訳ないんですけど……住宅ローンの返済。けっこう残っている」と語り、笑いを誘った。
また、賞レースについて聞かれると、「何かしらの賞はもらいたい。文学に関係なく」と意気込み、次回作についても「(本の帯に)シリーズ始動って入れられてるので、考えてます」と、すでに構想を練っていることを明かしていた。
「遺産ゲーム」は、チンピラコンビの原&英次を中心とした7編の連作短編集。カバーイラストはマンガ家のヨネダコウさんが描き下ろしている。四六判、176ページ、価格は1350円(税抜き)で発売中。
11月20日に初フォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)を発売したテレビ東京の田中瞳アナウンサー。「視聴者の皆さんはもちろん、制作側にも信頼されるアナウンサーになりたい」と語る…
テレビ東京系の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2(モヤさま)」(土曜午前11時半)の4代目アシスタントや、経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…