家族はつらいよ:シリーズ第3弾の製作決定 テーマは「妻への賛歌」18年5月公開

シリーズ第1作「家族はつらいよ」の場面写真 (C)2016「家族はつらいよ」製作委員会
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シリーズ第1作「家族はつらいよ」の場面写真 (C)2016「家族はつらいよ」製作委員会

 山田洋次監督の本格喜劇映画「家族はつらいよ」のシリーズ第3弾が製作されることが8日、分かった。テーマは「妻への賛歌」で、俳優の橋爪功さんら主要キャスト8人は続投。タイトルは「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3」で、2018年5月に公開される。

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 「家族はつらいよ」は、山田監督が名作「男はつらいよ」シリーズから約20年ぶりに取り組んだ本格喜劇で、13年作「東京家族」を下敷きに、東京郊外で暮らす平田一家の騒動をコミカルに描いた人情ドラマ。橋爪さんのほか、吉行和子さん、西村まさ彦さん、夏川結衣さん、中嶋朋子さん、林家正蔵さん、妻夫木聡さん、蒼井優さんが出演し、第1作は16年3月に公開され、続編となる「家族はつらいよ2」も17年5月に公開された。

 第3弾「妻よ薔薇のように」では、平田一家の家事の全てを担う長男夫婦の嫁・史枝(夏川さん)の“反乱”により、一家に史上最大のピンチが訪れる……という内容。落語家の立川志らくさんが新たに出演し、「山田組」初参加を果たす。

 山田監督は「専業主婦の家事という仕事がどれだけ大変か、家族にとって主婦の存在がどれだけ重要な意味を持っているか。前回の作品は周造(橋爪さん)の友人が巻き起こす騒動で老人の貧困がテーマだったけれども、今回は(家族の)内側に内在していた夫婦の問題が噴出し、それに対して家族たちがどう対応し、オロオロしながらどう乗り越えていくか、そこが大きな違いです。このテーマは、ある種の重みを持っているので、そこをきちんと押さえて、楽しくも味わい深いどっしりとした喜劇を作りたいと思います」と意気込んでいる。

 映画は10月3日にクランクイン。東京都内とその近郊、広島県や長野県にて撮影されるといい、 11月下旬にクランクアップを予定している。

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