今年6月に解散したアイドルグループ「℃-ute(キュート)」のリーダー・矢島舞美さんの、解散後初となる主演舞台「演劇女子部『一枚のチケット~ビートルズがやって来る~』」が11月27日から上演されることが28日、分かった。矢島さんは「ビートルズを日本に呼んだプロモーター」として知られる実在の人物・永島達司役で、初の男役に挑戦する。
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舞台は、昭和41年までは神聖な武道の場所とされ、歌手はおろか外国人アーティストに貸し出すこともなかった日本武道館でのビートルズ公演を実現させた永島が主人公の物語。ビートルズ旋風が巻き起こる中、公演を待ち望む女子高生たちや、ロックを不良のものとして公演に行くことを禁止する親や教師たち、ビートルズが来ることを拒む警備担当の警察官僚……さまざまな思いが交錯する当時の世相を描いていく感動ストーリー。
自身も℃-uteとして武道館公演を行った矢島さんは「日本武道館は私自身も℃-ute時代に『いつか、あの場所に立ちたい!』と夢に掲げ、実現した思い出深い場所です」と語り、「私が生まれる前の出来事が題材ですが、私たちも人生の中で忘れられない時間をあの場所で刻むことができたこと、永島達司さんに敬意を込めて、感謝の気持ちで演じさせていただきたいと思います」と意気込んでいる。
また、初めての男役については「男兄弟の中で育ったので、小さい頃から男勝りだったし、性格も男性っぽいと言われるんですが、本格的に演劇で男性役に挑戦するのは今回が初めてなので、楽しみが半分、ドキドキが半分です!」とコメントしている。
舞台は11月27日~12月3日、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(東京都渋谷区)で上演される。チケットは28日から各プレイガイドで発売。