ちいかわ
第299話 拾魔(9)
12月5日(金)放送分
俳優の菅田将暉さんと女優の土屋太鳳さんが初共演でダブル主演する映画「となりの怪物くん」(月川翔監督、2018年4月27日公開)の特報映像が15日、公開された。菅田さん演じる予測不可能な“怪物”で問題児の吉田春と、土屋さん演じる勉強第一で「冷血女子」のヒロイン・水谷雫が出会うシーンなどが収められている。
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映画は2008~14年に少女マンガ誌「月刊デザート」(講談社)で連載されたマンガが原作。高校1年生の勉強第一の“氷の女”・雫は、ふとしたきっかけで隣の席の問題児、春からなつかれるようになり、周囲に個性的な友達が集まるようになっていく。2人は不器用ながらもお互いに引かれ合い……というストーリー。
また、追加キャストも発表された。吉田春の兄・吉田優山役を古川雄輝さん、春の幼なじみで後に春のライバルになる山口賢二役を山田裕貴さん、美少女だが訳あって男子が大嫌いな夏目あさ子役を池田エライザさん、雫への思いを知りながらも次第に春に引かれていく大島千づる役を浜辺美波さん、春と雫のクラスメートで野球部員の佐々原宗平役を佐野岳さん、春のいとこの三沢満善役を速水もこみちさんが演じる。
キャストのコメントは以下の通り。
ピュアすぎる春と雫だからこそ、社会から浮いて見えてしまうという物語の構図がとても今らしいマンガだと思いました。春は、すごく素直で、人との関わり方の中で大事な何かが欠けているキャラクターですが、一方で何かを埋めるために振る舞う笑顔が印象的です。それは、もしかしたら本来必要ないものかもしれない。そこに春の可愛さと悲しさを感じながら演じました。そして土屋さん演じる雫を、春というキャラクターがどれだけ笑顔にできるか、笑わせられるかを意識しました。土屋さんは真っすぐですてきな方で、素直な部分がすごく雫と合っていました。一瞬の美が詰まっていて、まさに「青春」な作品になっていると思います。
「自分は、社会の中でどう生きていけばよいのだろう」「大切な人に、どうすれば本当の自分を伝えることができるのだろう」……。原作が描くさまざまなテーマは私自身が抱える疑問でもあって、読めば読むほど言葉が心に刺さります。この深く繊細な世界を果たして表現できるのか、その挑戦はやはり難しく、撮影は永遠に続く迷路のようでもあり、また一瞬の出来事のようでもありましたが、何よりも印象的だったのは、菅田さんの春が、あまりにも春だったこと。その野性あふれる優しい背中を追いながら、雫として生きた日々でした。力不足ではありますが、この作品を扉として何を伝えるべきかを意識して挑みました。受け取っていただけたらと願っております。
◇古川雄輝さん/吉田優山役
原作を読んだときに感じた、優山特有の雰囲気を出せればと思って役作りをして撮影に挑みました。撮影現場も温かい雰囲気で、楽しく撮影させていただきました。春と雫の恋愛模様はもちろんのこと、彼らを取り囲むユニークなキャラクターを原作と同様、みんなで生き生きと演じたのでそこも楽しみに見ていただきたいです。
原作でも本当に魅力的なキャラクターであるヤマケンを演じるプレッシャーは、それはすごかったんですが、映画のヤマケンもいいぞと言ってもらえるように演じたつもりです。現場も和気あいあいと楽しく過ごすことができました。さまざまな恋愛と青春の形が原作にも出ているし、それがちゃんと映画にも出ていると思います。登場キャラクターの誰に感情移入できるかぜひ、楽しんでください。
夏目の可愛いらしいところと、意地を張っている部分は、私の中にもある部分だったので、夏目を通じて私自身のことを考えるきっかけにもなりました。同世代が多かったこともあって、現場の空気感が本当によくて、楽しい撮影の毎日でした。キャラクターの一人一人が生き生きとしていて、悩んでいて、その部分を月川監督には丁寧に切り取っていただいたので、映画を見た方に対して、何かの答えになっている作品になったと思います。
以前から原作を読んでいたので、現場でその世界観や実際に動いているキャラクターたちにいつもワクワクしていました。私の演じた大島は、素直で必死な子。演じていてより大好きになったキャラクターです。人を思いながら学生生活を過ごしていく中での人間関係や、掛け合いがとても面白い作品になっていると思います。
原作を読んで、ササヤンは縁の下の力持ちキャラだと思っていたので、その感じが出せればと思って演じました。同世代の方が多く、現場もすごく楽しく過ごすことができました。僕自身、少女マンガ原作の作品はあまり経験がないのですが、他の作品とは少しテイストの違う、恋愛要素だけではない、人と人とのつながりを大事にした作品になっていると思います。どうぞご期待ください。
若手の俳優陣を見守る役どころは、今まで演じたことがなかったのですが、新鮮でしたし、楽しめました。周りのキャラクターたちの成長を見守ることができ、撮影もとても楽しかったです。セットも大がかりでありながら細部にまでこだわったセットになっていて、その中で心置きなく演技に集中できました。見ていただく方は、それぞれのキャラクターに共感できる部分が多いと思いますし、それだけ見どころの多い作品になっていると思います。
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2025年12月06日 04:00時点
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