実写映画「鋼の錬金術師」(曽利文彦監督、12月1日公開)のUSプレミアが米ニューヨークのジャビッツ・コンベンション・センターで行われている「Anime NYC」のメインステージで20日(現地時間19日)、開催された。上映前に行われた舞台あいさつには、曽利監督が登壇し、主人公のアルを演じた山田涼介さんと原作者の荒川弘さんのコメントも上映され、会場を満員にした1500人の観客から拍手や歓声が起こった。
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同作は、クロージング作品として招待され、チケットは即日完売。上映前に行われた舞台あいさつに登壇した曽利監督は「日本以外で観客の皆さんに映画を見てもらえる機会です。大好きなニューヨークであることを、とてもうれしく感じています」と喜びを語り、「もともと原作のファンでしたので、この原作の中の核にある兄弟愛や友情、大切な仲間との絆などを表現したいと思いました。原作は西洋が舞台ですが、作品に込められたメッセージはとても日本的ですので、(原作者の)荒川先生が伝えたかったメッセージが必ず詰まっていると思います」と話した。
また会場では、主人公のアルを演じた山田さんと荒川さんのコメントも上映された。山田さんは「何と言っても兄弟愛がみどころ。どんなことがあっても弟のアルの体を取り戻すのは自分しかいないと強く思う、ぶれないエドのかっこよさを見てほしい」とアピール。荒川さんは「兄弟愛の部分と錬金術師の葛藤は原作に比べて膨らませて描かれています。私は映画を見て、そこにぐっときましたのでぜひ注目して見ていただきたいです」とコメントし、コメントが上映されると観客から歓声が起こった。
作品が上映されると、オープニングから拍手が起こり、“錬金術アクション”や、エド、弟のアルのほか、ウィンリィ、マスタングなどキャラクターが登場するたびに歓声と拍手が上がった。またクライマックスシーンでは、兄弟のドラマに涙を流す観客の姿も見られ、上映が終了すると、観客から拍手と歓声が続いた。
上映終了後には、曽利監督に直接感想を伝える機会が設けられ、現地のファンたちは「今まで見た実写映画の中で一番良かった」「涙が出る場面が多くとても感動した。映画を見た後には、ハガレンのアニメを見た時と同じような気持ちになって本当にうれしかった」と絶賛。曽利監督は「西洋人の設定を日本人で演じているので、アメリカの人にどう受け取られるのか正直とてもプレッシャーだったんですが、皆さんがこの映画を心から楽しんでくれて本当にホッとしました。映画が終わった後の鳴りやまない拍手を生涯忘れることはないです」と感激した様子だった。
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