歌手で女優の神田沙也加さんが2日、松屋銀座(東京都中央区)で行われた劇場版パペットアニメ「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」(ヤコブ・ブロンスキ&イーラ・カーペラン監督)の公開初日記念セレモニーに、主題歌を歌うオーストラリア出身の歌手サラ・オレインさんと出席。今年、俳優の村田充(みつ)さんと結婚した神田さんだが、クリスマス当日は「舞台なんです」と残念そうな表情。一方、初めて日本で“ウィンター・クリスマス”を過ごすサラさんには「一緒に(映画を)見に行こう」と“ムーミンデート”を提案。2人で意気投合していた。
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また神田さんはクリスマスの思い出を聞かれると、「小さいころは自宅でチキンを食べて、ケーキを買ってきて、ほのぼのとした家庭のイメージがある」とコメント。サンタクロースは「信じていた」といい、「寝るふりして、(サンタクロースと)目が合っちゃいけないって」と当時を思い出していた。
「ムーミン」は、フィンランドの作家・トーベ・ヤンソンさんの児童文学で、日本でも絵本やマンガ、テレビアニメで親しまれてきた。「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」はパペットアニメーションで、映画シリーズでは初めて「冬のムーミン谷」が舞台。ムーミン一家が長い冬眠につこうとすると、ヘムレンさんが「ムーミンさん、起きろ。クリスマスがやって来るぞ!」と知らせに来る。一家は「クリスマスさん」というお客さんが来ると思ってしまい、おもてなしの準備に取りかかるが……というストーリー。
日本語吹き替え版でナレーションを担当している神田さんは、「ムーミン谷のみんなと存在できたことがうれしくて。ムーミンにも会えて、モフモフな感じが可愛い。(ムーミンのことが)もっと大好きになりました」とにっこり。映画については「(ムーミンたちが)もういとおしい。ピュアで、知らないものへの好奇心やおもてなしの心、いろいろな要素が入っていて。(ムーミンは)キュンかわ、キュンキュン可愛いです」とうれしそうに話していた。
また同所では、企画展「MOOMIN パペット・アニメーション展」が11日まで開催中で、神田さんは映画の撮影で実際に使用されたパペットに「一番興奮した」といい、「もっと大きいかと思っていて、この子たちが動いて、アニメーションになっているって感慨深いし、間近で見られて感動しました」と満足そうに語っていた。
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