人気スマートフォン用ゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」(Supercell)のジャパニーズ・アニメスタイルのCMが話題になっている。マスケット銃士が、日本のアニメの美少女風になるなど人気キャラクターをアレンジ。テレビアニメ「おそ松さん」などの浅野直之さんがキャラクターデザインを担当した。浅野さんに、デザインのこだわりを聞いた。
ウナギノボリ
小芝風花、実写映画「魔女宅」から10年
「クラッシュ・ロワイヤル」は世界中のプレーヤーとリアルタイムで対戦できるカードゲーム。プレーヤー同士が自ら選択したカードを使って、制限時間内に相手のタワーを破壊する。
Supercellの担当者は、浅野さんがキャラクターデザインを担当した経緯を「日本を代表するアニメーターであること。日本の消費者の方たちに、より身近に感じていただけるよう、ジャパニーズアニメのビジュアルを作りたかった。浅野先生は、キャラクターの個性や特長を生かしながらも、日本ならではのキャラクターのルックスを先生の個性も生かしながら描いてくださるのではないか?と考え、依頼しました」と説明する。
浅野さんは、今回に限らずキャラクターをデザインする際に意識していることについて「親しみやすさとシルエットでしょうか。あとは『生きている』と思わせられるよう表情にはこだわっています」と話す。「クラッシュ・ロワイヤル」では「3Dモデリングに起こす際に破綻してしまわないこと、『クラロワ』のファンをガッカリさせてしまわないようキャラクター性やコスチュームなどがオリジナルと大きく離れないようにすることと、全キャラが愛らしい見た目なので、なるべく親しみやすくなるように気を付けました」と話した。
オーダーは日本のアニメキャラ風ということで、浅野さんは「元のデザインは頭身が低くてカートゥーンぽいのですが、それだと日本では子供向けというイメージで捉えられてしまうので、頭身を高くしたり、体のラインを強調したりして、年齢層の高い人や幅広い層に魅力的に受け入れてもらえるように」とデザインした。
一方で「あまり日本的なアニメっぽくなり過ぎないように」とも考えたという。「なるべく線を増やさずに、パッと見て『クラロワ』のキャラだと分かりやすい印象になるように心掛けました」と、元のデザインの特徴を生かしつつアレンジした。
中でも、マスケット銃士のイメージが変わり、可愛さが強調されている。「とにかく可愛く、そして格好良く、幼くなり過ぎないよう少し肉感的にして母性を感じさせるような印象」を目指した。
浅野さんがアレンジしたデザインはファンの間で話題になっている。「当初から3DアニメーションCM作品として動かすことを前提にデザインしたので、やっぱりストーリーと声がついたアニメーション作品は見てみたいですね」と話す。アニメ化もあるのか!? さらなる展開も期待される。
「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「葬送のフリーレン」(日本テレビ系)の特番「フラアニ特別編 『葬送のフリーレン』大感謝祭 ~人の心を知る軌跡」が…
アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーの高山一実さんの小説家デビュー作が原作の劇場版アニメ「トラペジウム」の追加キャストが発表され、グローバルボーイズグループ「JO1」の木全…
人気格闘マンガ「キン肉マン」のテレビアニメ新シリーズ「『キン肉マン』完璧超人始祖編」のキービジュアルが公開された。正義超人バージョンと悪魔超人バージョンの2種で、正義超人のビジュ…
小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた日向夏さんのライトノベルのコミカライズ「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」(小学館)のコミックス第18巻が3月19日に発売され…
「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中の“もふもふ騎士×エルフ娘”ファンタジーマンガ「Sランクモンスターの<<ベヒーモス>>だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮ら…