夏帆さんや染谷将太さん、東出昌大さんらが出演した映画「予兆 散歩する侵略者 劇場版」が、2018年2月に開催される第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることが、分かった。メガホンをとった黒沢清監督は「この会心の一作をベルリンの観客に披露するのが今から楽しみです」とコメント。夏帆さんは「黒沢組に参加できたこと、この作品に関わるすべての人に感謝です!」と喜んでいる。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
同作は、劇作家の前川知大さんが手がけた舞台を映画化した「散歩する侵略者」のスピンオフとしてWOWOWで17年9~10月に放送された連続ドラマを劇場版用に再編集した。主人公の山際悦子(夏帆さん)と夫の辰雄(染谷将太さん)が、「概念」を奪う侵略者、真壁(東出さん)によって人類の命運を懸けた戦いに巻き込まれる……という内容で、11月に公開された。「散歩する侵略者」は今年5月のカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品された。
この会心の一作をベルリンの観客に披露するのが今から楽しみです。彼らはまず、日本映画にこんなものがあるのだということに驚き、そして登場人物たちにのめり込み、最後は震え上がることでしょう。
映画「散歩する侵略者」のスピンオフドラマとして作られたこの作品が、この秋には一本化して劇場公開になり、さらにはベルリン国際映画祭への出品が決まったと聞いて、この作品の持つ力を感じています。じわじわと日常を侵略されていく恐怖、大切なものを守りたいという思いは、国境関係なく伝わるのではないかと思います。黒沢組に参加できたこと、この作品に関わるすべての人に感謝です!
黒沢監督のこの静かで強烈な作品がベルリン国際映画祭を侵略するのを楽しみにしています。インターナショナルな場でさらに栄えある作品だと思いますのでとても意義のある出品だと感激しております。ベルリンのお客さん方が凍え上がるのを期待しています。
栄誉ある映画祭で上映できることを、大変うれしく思います。ホラーなのか、SFなのか、人間ドラマなのか、ジャンル分けが難しいように思いますが、不穏な空気の奥底にある一種の痛快さを、海外のお客様に楽しんでいただけたら幸いです。
ドラマ化もされた「医龍-Team Medical Dragon-」などで知られる乃木坂太郎さんのマンガ「夏目アラタの結婚」が、堤幸彦監督がメガホンを取り、柳楽優弥さんの主演で映画…
塚原あゆ子監督がメガホンをとり、野木亜紀子さんが脚本を担当、ドラマ「アンナチュラル」(2018年)と「MIU404」(2020年)の世界線と交差する“シェアードユニバース”のノン…
俳優の出口夏希さんが、人気グループ「Snow Man」のラウールさんが主演を務める映画「赤羽骨子のボディガード」(石川淳一監督、8月2日公開)でヒロインを演じることが明らかになっ…