今週シネマ:15日、16日公開の映画 「スター・ウォーズ」最新作、「8年越しの花嫁」、劇場版「妖怪ウォッチ」…話題作が続々

映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のワンシーン(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
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映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のワンシーン(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。15日には、人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(ライアン・ジョンソン監督)が公開。16日には、俳優の佐藤健さんと女優の土屋太鳳さんがダブル主演する「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(瀬々敬久監督)、人気アニメ「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメ第4弾「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」(ウシロシンジ監督)が公開される。

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 「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」は、新「スター・ウォーズ」3部作の第1作「フォースの覚醒」(2015年)に続く新作。前作「フォースの覚醒」は、「エピソード6/ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に、フォースを巡る新しい“家族の愛と喪失の物語”が描かれ、新ヒロインのレイ(デイジー・リドリーさん)が旧3部作の主人公・ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミルさん)にライトセーバーを渡そうとする場面でラストを迎えた。「最後のジェダイ」はこの場面の直後からスタート。フォースが覚醒し、その力に戸惑うレイ、祖父であるダース・ベイダーの遺志を継ぎ、父ハン・ソロを殺しフォースの暗黒面に落ちたカイロ・レン(アダム・ドライバーさん)、伝説のジェダイであるルーク。この3人を軸に話は進む。

 宇宙空間での戦闘シーンやアクションシーン、「光と闇」「善と悪」で揺れ動く心の葛藤、継承と絆などのシリアスなシーンの骨太な描写に、時折笑いも起こるようなコミカルな場面がほどよくちりばめられている。また、レジスタンスの幹部を演じた女優のローラ・ダーンさん、謎の多いキャラクターのDJを演じたベニチオ・デル・トロさん、レジスタンスのメンテナンス担当ローズを演じた女優のケリー・マリー・トランさんら、今作から登場する強烈な個性を持つ新キャラクターも見どころだ。

 「8年越しの花嫁 奇跡の実話」は、岡山県在住の中原尚志さん、麻衣さん夫妻の体験記「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社)が原作。突然、昏睡(こんすい)状態に陥ってしまった婚約者を8年間待ち続けた男性とその婚約者の奇跡の実話を描いている。付き合い始めて1年がたったころ、尚志(佐藤さん)は麻衣(土屋さん)にプロポーズ。麻衣が憧れていた結婚式場も予約し、2人は幸せの真っただ中にいた。ところが、麻衣が原因不明の病に襲われ昏睡状態に陥ってしまう。数年後、麻衣は意識を取り戻すが、更なる試練が待っていた……というストーリー。

 土屋さんは明るく活発な女性から昏睡状態を経て変化していく麻衣、佐藤さんは心根の優しい尚志を好演している。脚本は、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)が話題になった岡田惠和さんが担当し、センスのいい言葉で登場人物の感情をリアルに表現。そんな脚本を、映画「64-ロクヨン-」(16年)を手がけた瀬々監督が、演出過多になることなく冷静に映像化している。

 「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」は、「妖怪ウォッチ」シリーズの主人公ケータの時代から30年後が舞台。数千年に一度、地球を襲う妖怪ウィルス「鬼まろ」により、人類滅亡の危機が訪れようとしていた。いち早く異変に気付いたエンマ大王は、人間と妖怪を危機から救うため、妖怪ウォッチに選ばれし者を見つけ出す。選ばれたのはケータの娘ナツメだった。猫妖怪ジバニャンを呼び出し、ナツメは鬼まろ退治に乗り出すが……と展開する。

 伝説の妖怪・鬼太郎とその仲間たちが登場することでも話題となっている今作。テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で初代鬼太郎を演じた声優の野沢雅子さん、目玉おやじ役で島田敏さん、ねずみ男役で大塚明夫さんらが出演している。また、女優の上白石萌音さんが主人公のナツメ役、妖怪ウォッチ「オーガ」を手にする少年トウマ役を俳優の千葉雄大さんが担当。ジバニャンらと鬼太郎ファミリーが対面するシーンや、ジバニャンたちが戦闘形態「シャドウサイド」に変身する場面など、見どころ満載だ。

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