コミケ93:コスプレも「Fate」ブーム 格好いい、可愛い、セクシー… 豊富なバリエが人気

「コミックマーケット93」に登場したコスプレーヤー
1 / 50
「コミックマーケット93」に登場したコスプレーヤー

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の国内最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)93」のコスプレエリアでは、人気キャラクターに扮(ふん)したコスプレーヤーが自慢の衣装を披露している。コミケでは流行を反映したコスプレが登場する傾向があり、初日の29日は「Fate」シリーズのコスプレが多く見られた。

 「Fate」シリーズは10年以上続くコンテンツだが、2015年に配信が始まったスマートフォン用ゲーム「Fate/Grand Order」(FGO)をきっかけに新規ファンがさらに増えているという。コミケでもコスプレが人気で、昨年ごろからコスプレーヤーが急増した。

 女性は、ジャンヌ・ダルク(オルタ)や玉藻の前、アルトリア・ペンドラゴン、マシュ・キリエライト、男性はエミヤやギルガメッシュのコスプレが多く見られるなど男女問わず人気で、コスプレタレントの綾川ゆんまおさんは「キャラクターのバリエーションが多く、格好いい系、セクシー系、可愛い系などさまざまな衣装を楽しめるのが魅力」と分析する。

 宝具と呼ばれる武器や甲胄(かっちゅう)を自作するコスプレーヤーも見られ、綾川さんは「甲胄を着て、宝具で格好よくポージングできるのもコスプレーヤーにとってはうれしいところ。作るのは、手間やお金、時間もかかりますが」と話す。また、綾川さんは「そもそも息の長いコンテンツということもあり、一過性のブームではなさそう」と話しており、まだまだ人気は続きそうだ。

 コミケは、1975年に始まったマンガやアニメ、小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。コミケでコスプレをするには、1日あたり1000円の登録料が必要。31日まで。

最新記事一覧