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森久保祥太郎:新マジンガーZで主人公演じ「死ぬほど練習」 初めての「パイルダーオン!」は…

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劇場版アニメ「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」で兜甲児の声優を務める森久保祥太郎さん

 1970年代を中心に人気を集めたロボットアニメ「マジンガーZ」シリーズの新作劇場版アニメ「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」(志水淳児監督)が、13日から公開される。同シリーズの劇場版アニメは、1974年公開の「マジンガーZ対暗黒大将軍」以来、44年ぶり。今回、主人公の兜甲児の声優を務めたのが、森久保祥太郎さんだ。甲児を演じる上で「死ぬほど練習した」という森久保さんに、作品の見どころや「マジンガーZ」への思いなどを聞いた。

 ◇初代・兜甲児の石丸博也がくれた粋なひと言

 「マジンガーZ」は、地球の平和を守るため、主人公・兜甲児がスーパーロボット・マジンガーZを操り、世界征服をたくらむ悪の天才科学者Dr.ヘルが作り出した機械獣軍団と戦う姿が描かれた。「INFINITY」は、地球の平和を取り戻してから10年後が舞台。パイロットを離れ、科学者になった甲児は、ある日、富士山地中に埋まった超巨大遺跡インフィニティと、そこから現れた謎の生命体リサに遭遇する。時を同じくして、Dr.ヘルは謎の復活を遂げ、無限の可能性を秘めるインフィニティで、かつての野望を完遂しようとしていた……というストーリーだ。

 「マジンガーZ」シリーズの甲児役は、前作まで声優の石丸博也さんが演じてきた。森久保さんはオーディションで選ばれ、オーディションでは「必殺技は、初代の石丸さんの芝居をオマージュしてほしい」という要望があったという。石丸さんの声が流れる中で行われたオーディションで「正直、手応えがあったのかどうかも分からなかった」という森久保さん。決まった時は「信じられなかった」といい、「『マジンガーZ』は自分が子供の時に見ていた作品でもあるし、今回の作品の規模、大きさについても聞いていました。声優を始めて二十数年がたつのですが、ここに来て大きな作品でメインをやらせていただけるチャンスが来たことは、すごくうれしかったですね」と思いを語る。

 それと同時に「僕の芝居は昭和っぽいのかな、と改めて思いました」と笑い交じりに話し、「僕は、昭和のアニメのリメークやリバイバル作品の声優をけっこうやっているんです。リメーク声優というか、あの時代のアニメが似合う。改めてイマドキじゃないのかなと思いつつ、それをうれしく感じたりもしましたね」と振り返った。

 「INFINITY」では、石丸さんも、正義のために生きる統合軍司令役の声を担当する。森久保さんは、今回のアフレコ現場で初めて石丸さんと対面した際、「必殺技は石丸さんのやり方をオマージュするという演出を受けています。当時のお話を聞かせてもらえたら」とアドバイスを求めたという。そこで石丸さんから返ってきたのは「忘れちゃったよ、昔のことなんて。好きなようにやれよ」という答えだった。森久保さんは「とても気さくな方なので、『俺のことは気にしなくていいよ』ということだと思うんですよね。だから本当に胸を借りるつもりでやりましたね」と、石丸さんの粋なひと言に感謝している様子だった。

 ◇初めての「パイルダーオン!」に「キタ!」と感激

 森久保さんはアフレコに向けて、過去の「マジンガーZ」の音源をパソコンに取り込み、何度も練習を重ねたという。「必殺技の音源は何十種類もあるんですけど、全部を聞いて、アフレコはその声のイメージでやるようにしていましたね。初めて(決めせりふの)『パイルダーオン!』と言ったときは、すごく『キタ!』と思いました」と感激した瞬間を明かした。

 アフレコは2日間にわたって行われ、森久保さんは「丸々2日間、朝から晩まで収録をして、終盤にかけては戦闘シーンで逃げ惑う声など“ガヤ撮り”を延々とやりました。最後のガヤ撮りが終わった瞬間は『俺たち、2日間乗り切ったぞ!』みたいな連帯感が(共演者やスタッフの間に)ありましたね。いい意味で手ごわかったというか、やり応えがあった作品でした」と感慨深げに振り返った。

 ◇戦闘シーン、深いテーマ、セクシーなお姉さん… 新作は“全部乗せ”のフルコース!

 「INFINITY」のキャッチコピーには「それは、神にも悪魔にもなれるーー」というマジンガーZの創造主である兜十蔵の言葉が使われている。森久保さんは「今回の『INFINITY』は、何が悪で、何が善なのか、神と悪の表裏一体感がテーマ。そこが『INFINITY』の面白さでもある」と語る。

 「甲児は、最初にマジンガーZに乗っていたときは、目の前で起きたことに対する衝動だけで動いていたと思うんです。『俺がやらなきゃ誰がやる。みんなを守るんだ』と。そこから大人になり、研究者になり、視野が広がった中で、今回は、善と悪というすごく難しい問題を突きつけられているんじゃないかと。敵であるヘルの言葉に『それも一理ある』と思って悩むこともあります。『神にも悪魔にもなれる』というテーマについて、甲児が思いを語る大事なシーンがあるのですが、そのアフレコの時は家で死ぬほど練習していきましたね」と明かした。

 作品の見どころを聞くと「もちろん、45年前にテレビアニメの『マジンガーZ』が始まった時の衝撃はすごかったと思うのですが、今回の新劇場版には45年分の進化が確実にあります。描写と迫力は本当にすごい。必殺技が次々と繰り出される戦闘シーンもそうですが、全体に流れる深いテーマ、大人になった甲児と(弓)さやかの関係、新しいリサという存在、その間にボスたちのコメディー要素もあって、永井豪先生らしいセクシーなお姉さんも出てくる。もう、全部乗せ、フルコースみたいな作品になっています。すごく爽快に楽しんでいただけるんじゃないかと思いますね」と笑顔を見せていた。

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