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小室哲哉:引退は昨年夏から考えていた 「セレモニーを夢見たこともありました」

芸能
小室哲哉さん

 18日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で不倫疑惑が報じられた音楽プロデューサーの小室哲哉さんが19日、東京都内で会見を開き、自身の引退を発表した。小室さんは今回の報道を受け、「KEIKO、家族、ファンの皆様、スタッフの皆様にご心配をおかけしました。今回の報道にけじめをつけるために、引退を決意しました」と説明した。「週刊文春」の取材を受けてから、わずか5日目での引退発表。小室さんは引退について、今回の報道が引き金になったとしているが、昨年夏から引退を考えていたという。

◇自身の病気、創作活動のレベル低下

 小室さんによると、妻のKEIKOさんはくも膜下出血で倒れて以来、「後遺症からか、欲がなくなってしまって。僕から見て、女性から女の子になってしまったような」状態になった。カラオケに誘ったり、CDを聞かせるなどしたが、「残念ながら音楽に興味を持つことがなくなって」「小学4年生ぐらいのドリルを楽しがってやっていたり。夫婦として、大人の女性としてのコミュニケーションが日に日にできなくなってきて」と現状を明かした。

 C型肝炎をわずらっている小室さんは「(KEIKOさんと)2人でいると病気がちになってしまって。今も闘病しています」と話し、「突発性の難聴で、左耳が聞こえないです」と告白。難聴の原因はストレスだと推測しており、会見中も耳鳴りが続いていたという。

 そうした状況が、音楽の創作活動にも影響を与えた。小室さんは「最近は3日~1週間ほど納期が滞りはじめて、17年夏ごろから『期待に応えられるのか』と自問自答する日々でした」「10年前や、20年前の90年代にはないことだったんですが」と振り返り、「公務員とか一般の人の定年が60歳、65歳。去年58歳の時点で、『60歳というのは大きな節目なのかな』『特に、創作においてはどうなのかな』」と考えていたと話す。

 ◇“戒め”として引退決意

 そんな中、昨年夏ごろから「週刊文春」で不倫と報じられた看護師の女性A子さんが、自宅へ往診に来る機会が増えた。仕事や介護で多忙となり、なかなかクリニックに通院する時間もなかったため、「急な往診のお願いとかもしてしまいました。自宅にKEIKOがいるときも、往診に来ていただいています」と話す。通常の治療だけでなく、日常会話を重ねていき、小室さんにとってA子さんは、医療的、さらには精神的な支えになっていったという。

 小室さんがA子さんにサポートしてもらう関係は、今年に入っても続いた。小室さんは「誤解を招く環境の中、年末に、風のうわさか、『何かこういった事態になるな』と予想していました。『こんなことをして、まかり通るか』という気持ちを持っていました」と話すが、自身の体調とKEIKOさんのこともあって、「彼女への依存が非常に強くなっていました。もうここまでだなと思っていた矢先に『週刊文春』さんが来たので、これは“自分への戒め”みたいなものなのかな」と思い、引退を決断したという。

 A子さんとの関係について、「長時間、密室で会っていたりしたため、誤解を招いてしまったりとか、怪しいのではないかと思うのは、当然だと思います」と話したが、「男女の関係は全くないです」と断言。「『不徳のいたすところ』としか言えません。不快な思いをさせたなと思います」と反省の言葉を口にした。

 「『お疲れ様』と言っていただいて祝福を受け、スポットライトを浴びて『ありがとうございました』と言うアスリートや野球選手みたいな、引退セレモニーを夢見たこともありました」と話すが、現実は小室さんの望んでいた引退とは違っていた。「自分の甘さから、勇退される方とは離れた状況で、罪を償うとともに、エンタメ業界に僕の才能が必要なのかと自問自答を続けてきましたが、僕は音楽の道を退くことが、僕の罪だと思いました」と頭を下げた。

 ◇自発的な音楽活動は終了

 1984年に「TM NETWORK(ティーエム・ネットワーク)」でデビューし、90年代には「小室ファミリー」で一大ブームを築いた小室さん。現在、進行している仕事は続けるとしているが、「自発的な音楽活動は、本日をもって終了となります」と話し、目頭を押さえる一幕もあった。

 小室さんは「僕は芸能人になりたかったわけではなくて、音楽家になりたかった」と話し、「90年代の自分でも想像がつかない枚数とか、ブレークとかに慢心してました。枯渇している能力とか、皆さんも自分でも飽きてきている認識の甘さとか、20年たっているので、まあまあの時期が過ぎたのかなと思っています」と振り返った。

 今後について小室さんは「今から時間をいただいて、考えていきたいと思っています」と話し、「TM NETWORKから始まって、35年になります。関係者、スタッフ、メディアの皆さんがいなければ、世の中に僕の音楽が広がらなかった。本当にありがとうございます。心から感謝しています」と述べた。

 最後は「なんとなくですが、高齢化社会に向けてだったりとか、介護の大変さとか、ストレスとか、少しですけど10年で触れてきたと思っているので、こういったことを発信していくことで、日本が良い方に、幸せな方向に向けたらと思っています。皆さんに少しでも響けば良いなと思っています。ありがとうございます」と話し、会場を後にした。

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