咲-Saki-阿知賀編:しぐさ、声色、身長差までこだわり 桜田ひよりら実写キャストがキャラ愛語る

実写映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」に出演した(左から)中山莉子さん、恒松祐里さん、桜田ひよりさん、伊藤萌々香さん、渡邉幸愛さん
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実写映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」に出演した(左から)中山莉子さん、恒松祐里さん、桜田ひよりさん、伊藤萌々香さん、渡邉幸愛さん

 人気マージャンマンガ「咲-Saki-」の外伝の実写版映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」(小沼雄一監督)が公開された。主人公チーム「阿知賀女子学院」の高鴨穏乃(たかかも・しずの)を演じる桜田ひよりさん、新子憧(あたらし・あこ)役の「フェアリーズ伊藤萌々香さん、松実玄役の恒松祐里さん、松実宥役の「SUPER☆GiRLS渡邉幸愛さん、鷺森灼役の「私立恵比寿中学」の中山莉子さんが、そろって動画インタビューに答えた。原作さながらの仲の良さがにじみ出た5人が、しぐさや声色、身長の見え方まで意識した撮影の様子を明かした。

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 「咲-Saki-」は、マージャンがスポーツの一競技のように存在する世界を舞台に、女子高生らが全国制覇を目指す姿を描いたマンガ。「阿知賀編」は、本編ヒロインの一人・原村和の幼なじみ、高鴨穏乃や新子憧の視点で描かれた外伝。映画は、和との対局を望む穏乃らが、全国大会の準決勝で優勝候補の白糸台高校と対局する……というストーリー。

 ――作品に対する意気込みをお願いします。

桜田:作品に入る前からマージャンをたくさん練習してきましたので、そこを注目してほしいです。

伊藤:みんな、それぞれ自分のやる役柄を自分に染み込ませるように、原作をたくさん見て、「この子の癖はこうだ」と勉強して頑張りました。原作ファンの方にも、ほかのファンの方にも良かったと言ってもらえるような作品になったらいいなと思います。

恒松:本当に仲のいい私たちの一体感だったり、原作でも描かれている仲の良さが、同じ空気感で演じられたかなと思っています。

渡邉:今回この作品を通してマージャンを知って、初めてやったんですけれど、マージャンを知らなくても、この作品を通して好きになれると思います。たくさんの人に見てほしい。

中山:演じた鷺森灼をすごく大好きになって、一生懸命演じさせていただきました。メンバーとも仲良く撮影できたと思うので、そこもいい感じだと思います!

 ――人気キャラクターを演じるのに、気を付けたことは?

伊藤:アニメをとにかくすごく見たよね。「次撮るシーンはこれだ!」と見まくって、それぞれの話し方の癖とかしぐさを細かく表現したりと、頑張った印象があります。

中山:私は身長が低い役だったので、ずっと膝曲げてました! 見えてないと思う。

恒松:すれ違うときの身長差までこだわってます。

渡邉:原作にできるだけ近づけられるように精いっぱいやったので、楽しんでいただけるんじゃないかと思います。

 ――難しかったのは?

渡邉:(演じた松実)宥ちゃんが、すごく可愛らしい声の持ち主でおっとりしているんですけれど、私は残念ながら、声が低くてちょっと遠いんです。できるだけ近づけるように、声を高く、ゆっくりとしゃべるように意識しました。でも普段出さないような声を出しているので、のどが疲れました。

 ――キャラクターの衣装を着てみた感想は。

伊藤:2人(伊藤さんと渡邉さん)は、高校を卒業して1年以上たっているので、ワクワクしましたね。久しぶりの制服! しかも、ピンクに赤チェック! 誰もがあこがれるような可愛い制服だったので、ちょっと若返ったような気分になりながら、若い子のパワーを吸いながら撮影していました。

渡邉:最初は恐怖でした。「リアルに若い子と一緒に着るの?」って。でも着たら楽しかったよね。この(撮影)期間しか着られないので貴重な時間だった。戻りたいですね。

恒松:阿知賀の制服も可愛いんですけれど、各校の制服が可愛い。「これ、着たい!」ってなりました。特に(伊藤さん演じる新子)憧ちゃんの中学生時代の制服が特におしゃれで可愛いんです。制服はどの学校も、注目していただきたい。

 ――どこの制服が好きですか?

恒松:白糸台(高校)はかっこいい!

伊藤:私は、新道寺(女子高校)が可愛くて。セーターがドツボでした。どの学校も原作から出てきたような制服です。

桜田:各校のセーターには(キャラクターの)イニシャルが入っている。衣装は細かいところにもすごくこだわっていました。

 ――マージャンシーンで苦労した点は。

伊藤:(撮影)前日からめちゃくちゃ緊張しましたね。試合としてもすごく緊張するシーンで、それを演じたうえで、(マージャンを打つ)慣れない速さ(も表現する)。うまく打てるのか、手が震えちゃって……。

恒松:手元だけ映るシーンで、皆さんが手元にしか注目してないので、プルプルしちゃった。

 ――最後に、ファンにメッセージをお願いします。

桜田:阿知賀編は、一人一人の思いがすごく強い映画になっています。持ってる思いはそれぞれ違うけれど、目指すところが同じ。過去や未来を大事にしている作品で、一人一人が自分の役をすごく愛しているので、細かいところにもぜひ注目して見てもらいたいです。

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