俳優の福士蒼汰さんが29日、増上寺(東京都港区)で開かれた主演映画「曇天に笑う」(本広克行監督、3月21日公開)の完成披露プレミアイベントに登場した。激しいアクションシーンも登場する同作。撮影を振り返った福士さんは「大きなけがはなかったと思います、僕的には。大きくないと思っているけがはありますけれど……」と明かすも、ほかの登壇者から「(骨に)ヒビが入りましたよね」「結構大きいよね」「かなり重傷でしたよね」と指摘され、「いや……。まあ、ご迷惑をかけた点もあったかもしれませんが、動き的には問題なくできましたし、大丈夫です」と語った。
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福士さんは、ゲタを履いてアクションシーンの撮影に挑戦。ほぼノースタントで撮影し、足の小指の骨にヒビが入るけがをしたという
福士さんは「(武器として使った)鉄扇はリーチが短かったり、戦うのにちょっと難しい部分もあったのですが、僕はカリという(フィリピンの)武術をやっていたので、その技術を応用しました。でもゲタは大変で、試行錯誤しながらアクションに挑みました」と振り返った。
イベントには、中山優馬さん、古川雄輝さん、桐山漣さん、大東駿介さん、小関裕太さん、市川知宏さん、若山耀人さん、本広監督も出席し、山車の上からあいさつをした。福士さんは同作について「この映画は、誇れるスーパーエンターテインメントになっていると思います。明るく、元気な作品なので、たくさんの人に見てほしい」とアピールしていた。
「曇天に笑う」は、唐々煙さんのマンガが原作で、明治維新後の大津を舞台に、曇天火(くもう・てんか)ら曇家の3兄弟と明治政府を転覆させようとする忍者集団・風魔一族の戦いを描いたアクション。曇家の長男・天火を福士さん、次男・空丸(そらまる)を中山さん、三男・宙太郎(ちゅうたろう)を若山さんが演じている。
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