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浪川大輔:吹き替えは出発点 会社員時代にターニングポイントも

アニメ 映画
声優として活躍する浪川大輔さん

 アニメ「ルパン三世」の石川五ェ門役などで知られる人気声優の浪川大輔さん。映画、ドラマの日本語吹き替えでも活躍している。5作品での名演を特集した「吹替王国 #13 声優:浪川大輔」が、CS放送の映画専門チャンネル「ムービープラス」で12日午前10時15分から連続放送される。浪川さんに、吹き替えへの思いを聞いた。

 ◇吹き替えの現場で運命的な出会い

 浪川さんは「吹き替えは声優としての出発点だった」と話す。子役としても活躍していた浪川さんは、小学生の時、ドラマ「白バイ野郎 ジョン&パンチ」のスピンオフ「パンチアンドボビー」で吹き替えに初挑戦し、「E.T.」「グーニーズ」「ネバーエンディング・ストーリー」などでも活躍した。大学を卒業後、会社員になり、「声優の仕事はずっと続けていきたいな」と考えていたというが、「仕事がなくて……」という時代があった。

 そんな中、フロド・バギンズ(イライジャ・ウッドさん)役で吹き替えに挑戦した「ロード・オブ・ザ・リング」が「ターニングポイントだった」という。「小学生の時にドラマ『素晴らしき日々』の吹き替えで迷惑をかけたディレクターの方との仕事でした。当時、自分は思春期モードに入って、態度がとても悪かったんです……、運命的ですよね。大人になり、人とのつながりを大事にしないといけないんだと気付きました。DVD収録の6時間くらいあるディレクターズノーカットやメーキングも吹き替えさせていただいた」と話す。

 ◇実はアニメはまだ慣れていないです…

 アニメでも大活躍中の浪川さん。アニメと吹き替えの収録の違いを「100%出来上がった状態からスタートするのが吹き替えで、音楽もSEも、絵もあまりできていない時もあるのがアニメ」と話す。アニメは「息をしていない絵に対して呼吸をつけたり、原作がある場合、ファンの想像しているマンガのキャラクターの声をやらなければならないプレッシャーが強い。僕にできるのか?と思うこともあります。実はアニメは、まだ慣れていないです」と明かす。

 吹き替えは「日本語でどうやったら120%伝えられるのかな?と考えています。唯一頼りになるのは呼吸。人種が違っても呼吸だけは同じなので、役者さんと呼吸を合わせることを一番大切にしています。呼吸を合わせることができれば、自然とその人がしゃべっているように見えるんですね。気持ちを自然に伝えられるのが声優としての腕の見せどころなのかな」と考えているという。

 「吹き替えがクローズアップされるのは、すごくうれしい。こだわって作っていることを知っていただければ。挫折をしながら人生を懸けて、何とかやってきましたし」と話す浪川さん。「吹替王国」でもこだわりを楽しめそうだ。

 「吹替王国 #13 声優:浪川大輔」では「ザ・レジェンド」「ゾンビスクール!」「ロード・オブ・ザ・リング」「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」が放送される。

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