ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり2018」(関西テレビ・フジテレビ系)の決勝進出者10人が12日、発表された。今回の決勝進出者で唯一、芸能事務所に所属していないフリーで会社員のカニササレアヤコさんが選ばれた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
カニササレアヤコさんは、1994年1月生まれの24歳。早稲田大学文化構想学部を卒業し、現在は東京都内の企業で、ソフトバンクのロボット「Pepper(ペッパー)」のアプリ開発を行うエンジニアとして勤務。「週5で働いています。朝10時半から夜7時半まで。ロボットエンジニアとしてペッパー君という白いロボットを動かしています。大学は文系なんですけど、未経験でエンジニアとして雇っていただいてやっています」と明かした。
ワタナベエンターテインメントに所属していた2016年にも、「なまちゃん」という芸名で「R-1ぐらんぷり」に出場したが、1回戦敗退。昨年は出場していない。カニササレアヤコさんは「前の会社は副業が禁止されていたが、(転職したことで)今年は応援してもらえる雰囲気」だったため、今回の出場を決めたという。「カニササレアヤコ」という名前については「よく蚊に刺されるからです」と説明した。
お笑いを始めたきっかけは「中学3年の時に、文化祭で友達と漫才をやって、楽しいなって思って続けています」という。雅楽の楽器を使ったネタで初めて決勝進出を勝ち取ったが、準決勝の出来は「やや受けかなという感じだったので、びっくりしました」と話した。憧れの芸人は「なかやまきんに君さん。体が良いですね。ずっと憧れてお笑いをやって来て、準々決勝とかで同じブロックになれて、本当にうれしかったです」とコメント。決勝は「今のネタをブラッシュアップして頑張りたい」と意気込んでいる。
「R-1ぐらんぷり」は、2002年にスタートし、今回で16回目。優勝賞金500万円を懸けて、プロアマ問わず一人話芸の面白さで日本一を競う。過去には浅越ゴエさん、博多華丸さん、あべこうじさんらが優勝。07年と08年は、なだぎ武さんが大会初の連覇を達成。前回は、アキラ100%さんが優勝した。今年は大会史上最多となる3795人がエントリーした。
決勝の模様は関西テレビ・フジテレビ系で3月6日午後7時から生放送される。