阿部寛さん主演の映画「祈りの幕が下りる時」(福澤克雄監督)が全国でヒット中だ。2010年に放送された連続ドラマ「新参者」以降、8年間続いた警視庁の刑事、加賀恭一郎を主人公にした「新参者」シリーズの最新作であり完結編。今作で、劇場版の前作「麒麟の翼」以来6年ぶりに主題歌を担当した歌手のJUJUさんに、「東京」というタイトルに込めた思い、好きなマンガやアニメ、プライベートについて聞いた。
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「新参者」シリーズは、人気作家、東野圭吾さんのミステリー小説「加賀恭一郎シリーズ」を原作に、これまで連続テレビドラマと2本のスペシャルドラマ、そして、1本の映画が作られてきた。今作では、ある殺人事件の捜査線上に、一人の女性が浮上。さらにその事件が加賀の失踪した母とつながっていくことで、加賀自身の“最大の謎”が明らかになっていく……。事件の鍵を握る舞台演出家、浅居博美を松嶋菜々子さんが、加賀の母を伊藤蘭さんが演じている。JUJUさんは主題歌「東京」を歌っている。
――「東京」というタイトルに込めた思いは? やはり映画の舞台、日本橋にかけたんでしょうか。
私たち(チーム)はタイトルをつけるのを最後にすることが多くて、今回のこの曲もやっぱりその日本橋だからというのももちろんあるんですけれど。親元から離れて、東京出身者じゃない人が上京してくる理由って、夢を追いかけて来るんだとしたら、東京に来るときにみんなドラマを抱えているんだろうなという、そういう思いもあって「東京」なんです。
もちろん、加賀恭一郎も松嶋さんが演じる浅居博美も(東京に夢を持って出てきていて)小日向文世さん演じる父と松嶋さん演じる娘が東京で隠れて会っていて、「東京」っていうのはすごく特別な場所だなと思ってこのタイトルになりました。
――映画も曲も楽しみにしている人に向けてメッセージを。
映画は新参者の最終章で完結編。何が加賀恭一郎を作ったかということも全部分かりますし、人と人とのつながりだったりとか、究極の愛だったりを考えさせられる作品です。あと、松嶋菜々子さんが素晴らしい。あんなに、息をのんだシーンってなかなかない。CMに「あなたはミステリーで泣いたことがあるだろうか」とコピーがついてますが、その通りだろうなと思って。あんなに泣けるミステリーはないし、ぜひ大きなスクリーンで見たい映画です。
「東京」という楽曲自体は、もちろん親との関係性を見つめ直すきっかけになったり、(親に)言えることを言おうと思ってもらえたらいいなと。MV(ミュージックビデオ)を含めてそう思うんですけれど。映画のために作った曲でもあるので、「祈りの幕が下りる時」の一番最後にかかったときに、なんのためにこの曲ができたかということが分かってもらえる気がするので、映画と一緒に楽しんでいただけたらなと思います。
――JUJUさんが一番最初にはまったマンガ、アニメ、ゲームは?
マンガは「あさりちゃん」ですね。小学生のときに単行本(コミックス)で買っていました。「あさりちゃん」で始まって、マンガはずっと好きで読んでいます。最近好きなマンガは「仕掛け人 藤枝梅安」とか「鬼平犯科帳」とか。コンビニで売っているコミックス「藤枝梅安」「雲盗り暫平」「鬼平犯科帳」……とかをいつも買いに行ってしまって、よく考えたらこれ持ってるなって、同じのを4冊も持っていたりしたんですけど(笑い)。あと昔、姉が買っていたのを読んで苦しくなったのはおかざき真里さんの「サプリ」です。
アニメは「一休さん」「妖怪人間ベム」「トムとジェリー」が好きだったんです。「妖怪人間ベム」はあの怪しさ。おどろおどろしい世界なんだけど、ちょっとコミカルじゃないですか。それが夕方の午後4時台に放送されていて、見るのを楽しみに家に帰っていたなと。「一休さん」はああいう時代に心を引かれる子供だった。いまだに私、昔の日本に生きていたいなという人なので。「一休さん」に関してはDVDセットが家にずらっとあります。11巻だけないんですよね。どこに行っちゃったんだろう(笑い)。
――おしゃれなJUJUさんですが、最近一番気になるファッションアイテムは?
今一番ほしいなと思うのは揺れるピアス。垂れていたり、揺れるタイプ。色は、カラフルなものもシルバーだったり、ゴールドだったり、こだわりはないんですけれども、とにかく揺れるものを見ると、つい手に取っているなというのはあります。
メガネも好きです。最近は金縁の丸メガネが一番好きかもしれない。グッチの丸くて色が入っていて文字が書いてあって、ちょっとコミカルな感じのものも好きです。最近は丸眼鏡が好きですね。
(丸メガネが気になる理由は)私の好きなバスケットボール選手がかけていたから。ブルックリン・ネッツのディアンジェロ・ラッセル選手なんですけど。最近、NBAばっかり見ているんです。リーグパスというのを買って、スマホから自分の好きなところに飛ばして大画面で見られるという。すごく便利なんですよ(笑い)。
――今後の抱負を教えてください。
今年は1月のシングル「東京」のリリースから始まって、私の中で一番大好きなアルバムができて、2月21日にアルバム「I」をリリース。4月からは史上最大公演数のホールツアーとして44公演というツアーもありますし、ますます音楽だらけな1年にしていけたらなと思っています。
<プロフィル>
ジュジュ シンガー・ソングライター。12歳ごろからジャズシンガーを志し、18歳で単身渡米。2004年にメジャーデビュー。3枚目のシングル「奇跡を望むなら…」(06年11月発売)で注目を浴びる。16年10月にリリースしたカバーアルバム「スナックJUJU~夜のRequest」がロングヒットを記録。自らがスナックのママになるというコンセプトで開催した全国ツアーは10万人超を動員。翌17年10月にはビッグバンドジャズライブを東京と大阪で開催した。新参者シリーズは「麒麟の翼」(2012年)の主題歌を担当して以来、6年ぶりに主題歌を担当した。2月21日にアルバム「I」をリリース。4月から2年ぶりとなり全国ホールツアー「JUJU HALL TOUR 2018『I』」(全44公演)の開催が決定している。
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