海月姫:尼~ず・千絵子役の富山えり子 原作“そっくり”の声に「うれしい」

富山えり子さんが出演している“月9”ドラマ「海月姫」のワンシーン=フジテレビ提供
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富山えり子さんが出演している“月9”ドラマ「海月姫」のワンシーン=フジテレビ提供

 フジテレビ系“月9”ドラマ「海月姫」(月曜午後9時)に出演している女優の富山えり子さんがこのほど、収録の合間に取材に応じた。アパート「天水館」の管理人で「尼~ず」のリーダー的存在の“和物オタク”・千絵子を演じている富山さんは「原作にそっくり」と視聴者から言われることがあるといい、「そう言っていただけたのが、うれしかったです」と笑顔。「クランクインする前に、目を見開く練習をしました(笑い)。(原作の)千絵子は目がキリッてなるので、おでこを隠しながら、目だけ動かしたり、見開いたり、目力が強くなるように」と役作りについて明かした。

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 千絵子は、いつも和服で和裁が得意。部屋には、市松人形が100体以上、置いてあるという設定で、役柄と自身の共通点について、富山さんは「着物にはずっと興味がありました。市松人形にはこれまであまり関心がなかったのですが、千絵子の部屋のセットを初めて見たときにテンションが上がりました。『尼~ず』のメンバーたちの中で、一番共感できた趣味は千絵子です」と語った。

 自身の趣味については、「中学生、高校生の頃は1970年代の少女マンガが大好きでした」といい、「中でも萩尾望都さんの『ポーの一族』『トーマの心臓』とか。でも、当時クラスで誰とも話ができる人がいなくて、一人で黙々と読んでいました」と回顧。

 また、ドラマはクラゲオタクの主人公の月海(芳根京子さん)の初恋と成長を描いており、「私は、恋愛が奥手。月海は、蔵之介からも、修からもアプローチされて、もうそれだけで幸せじゃん! いいじゃん! 楽しいじゃんか!って、富山的には思いますね」と苦笑交じりに語った。

 ドラマは東村アキコさんの同名マンガが原作。「男を必要としない人生」を掲げる尼~ずが集う男子禁制の共同アパート「天水館」を舞台に、ここに暮らすオシャレにも異性にも無縁で、三度の飯よりクラゲが好きなクラゲオタクの主人公の月海が、恋を知り、新しい自分、新たな生き方を見つける姿を描いている。2010年にはテレビアニメ化され、14年には女優・のんさん主演で映画化もされた。

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