MD松尾のヒット解析:「モンハン:ワールド」貫禄のV5もPS4本体品切れでやや停滞

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 「モンスターハンター:ワールド」(PS4、カプコン)はついにV5を達成! ただし、PS4本体が欠品していることが災いしてか、売上本数としては伸び悩んでいるかなという印象。エントリーモデルの500GBバージョンがないのが痛いですね。

 続いたのは人気シリーズのスピンオフ「メタルギア サヴァイブ」(PS4、コナミデジタルエンタテインメント)ですが、正直苦戦している印象。一方で、「ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチ」(同、バンダイナムコエンターテインメント)は想定をはるかに上回る好調ぶりで、大規模な欠品を起こしてしまっています。

 ◇今週の動き

 「モンスターハンター:ワールド」はまだまだトップをキープしそう。続くのは新作の「ドラゴンクエストビルダーズ」(NS、スクウェア・エニックス)と予想。人気作の移植版にはなりますが、機種的に相性が良さそうで、シリーズのファンを中心に支持を集めるのでは。3位には定番タイトルの「スプラトゥーン2」(同、任天堂)がランクインすると予想しています。

 ◇ランキングは次の通り(2月19~25日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 モンスターハンター:ワールド(PS4)
2位 メタルギア サヴァイブ(PS4)
3位 ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチ(PS4)
4位 真・三國無双8(PS4)
5位 スプラトゥーン2(NS)
6位 ソードアート・オンライン フェイタル・バレット(PS4)
7位 閃乱カグラ Burst Re:Newal(PS4)
8位 聖剣伝説2(PS4)
9位 マリオカート8 デラックス(NS)
10位 マリオ+ラビッツ キングダムバトル(NS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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