村上美香アナ:熊本の午後の顔が卒業 ローカルのお化け番組「テレビタミン」

熊本の“お化け番組”「テレビタミン」のMCを務める本橋馨(右)、村上美香の両アナウンサー=熊本県民テレビ提供
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熊本の“お化け番組”「テレビタミン」のMCを務める本橋馨(右)、村上美香の両アナウンサー=熊本県民テレビ提供

  熊本の平日夕方放送の情報番組で、最高視聴率約20%という“お化け”ローカル番組「テレビタミン」(熊本県民テレビ)のMCを務めた同局の本橋馨アナウンサーと村上美香アナウンサーが3月いっぱいで“卒業”することが明らかになった。20年間親しまれてきた熊本の午後の顔交代に惜しむ声が上がっている。

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 「テレビタミン」は1997年から放送され、毎週月~金曜午後4時50分に放送されている情報番組。MCの両アナウンサーを中心に、英太郎さんら地元タレントなどが県内の話題やスポット、人物などを取り上げる企画が放送されている。最高視聴率は20%で、平均視聴率も10%を超えるという絶大な人気を誇る“お化け番組”。2002年に「テレビタ感謝祭」としてイベントを始め、開局30周年となる2012年からは、「夢まちランド」として毎年10万人以上を動員する大イベントに発展するなど、番組の枠を超えた人気を誇っている。

 4月から「てれビタ」と改題することが、13日の放送で発表された。新MCとして番組が始まった97年入社の上野聡行アナウンサーと地元で活躍するタレントの村上めぐみさんが担当することと、本橋アナと村上アナの2人の卒業が発表されると、視聴者からの反響が100件以上寄せられ、ほとんどが惜しむ声だったという。

 村上アナは「テレビタミンは本当に不思議な番組で、 視聴者の皆さんと私たちは、まるで親戚のような近さがありました。電話、ファックス、メールで毎日のように届く皆様からの情報やエピソード、応援メッセージで、何度も助けられ、支えられ、心を動かされました。本当はお一人お一人に直接お礼を言いたいくらい、感謝しています。テレビタミンで過ごした21年間は私の人生において大事な時間となりました。テレビタミンのMCをやれて幸せでした。今まで本当に本当にありがとうございました」とコメントしている。

 本橋アナは「あっという間の21年でした。寂しさもありますが、相方の村上アナと一緒に全うできましたし、満足感でいっぱいです」と語り、後任の上野アナは「21年間の重みを受け止めながら、自分らしく熊本の今をお伝えできるよう、頑張ります」としている。

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