マンガ大賞2018:板垣巴留の「BEASTARS」が大賞に 秋田書店で初

マンガ
「マンガ大賞2018」の大賞に選ばれた板垣巴留さんの「BEASTARS」のイラスト

 マンガに精通する書店員らが「その年一番の面白いマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2018」(実行委員会主催)の授賞式が22日、ニッポン放送本社ビル(東京都千代田区)で開かれ、板垣巴留さんの「BEASTARS(ビースターズ)」が大賞に選ばれた。

 「ビースターズ」は、2016年からマンガ誌「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中。擬人化した動物が登場し、肉食獣と草食獣が共存し、“食殺”が最大のタブーとされる世界を舞台に、繊細な性格で肉食獣としての本能に悩んでいるチェリートン学園の演劇部員レゴシ(ハイイロオオカミ)や仲間たちの全寮制の学園生活を描いている。秋田書店のマンガが同賞の大賞に選ばれたのは初めて。

  同日の授賞式に、ニワトリのかぶり物をして主席した板垣さんは「すごい変なマンガなので、みなさんに受け入れてもらって驚きです」と大賞の感想を語った。マンガ家を目指した時期は「本格的に目指したのは大学4年生から。美大で映画の勉強をしていましたが、映画を作るのは大変だなと。映画に近い物を紙とペンで作れるなら。絵を描くのは好きだったので」と明かした。
 マンガ大賞は、マンガに詳しいニッポン放送の吉田尚記アナウンサーと業界の目利きの書店員らを中心に2008年に創設された。過去の大賞作を除く、昨年(17年1月1日~12月31日)にコミックスが出版された通巻8巻以内のマンガが対象。110人の選考員が推薦した252作品の中から上位10作品(今回は同数のため12作品)をノミネート。さらに89人がノミネートの12作品に目を通して、1位を3ポイント、2位を2ポイント、3位を1ポイントとして投票した。
 これまでの大賞作品は、いずれも受賞後にマンガの売れ行きが急増し、映像化されるなど話題になることで知られている。

 ◇ノミネート作品は次の通り。(作品名五十音順・敬称略)

 「映画大好きポンポさん」杉谷庄吾(人間プラモ)▽「映像研には手を出すな!」大童澄瞳▽「ゴールデンゴールド」堀尾省太▽「ダンジョン飯」九井諒子▽「とんがり帽子のアトリエ」白浜鴎▽「凪のお暇」コナリミサト▽「BEASTARS」板垣巴留▽「不滅のあなたへ」大今良時▽「メイドインアビス」つくしあきひと▽「約束のネバーランド」出水ぽすか・白井カイウ▽「ランウェイで笑って」猪ノ谷言葉▽「我らコンタクティ」森田るい

 ◇過去の受賞作一覧 (敬称略)

 2008年:石塚真一「岳」(小学館)▽09年:末次由紀「ちはやふる」(講談社)▽10年:ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」(KADOKAWA)▽11年:海野チカ「3月のライオン」(白泉社)▽12年:荒川弘「銀の匙 Silver Spoon」(小学館)▽13年:吉田秋生「海街diary」(小学館)▽14年:森薫「乙嫁語り」(KADOKAWA)▽15年:東村アキコ「かくかくしかじか」(集英社)▽16年:野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社)▽17年:柳本光晴「響~小説家になる方法~」(小学館)

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