永野芽郁さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」の第20回(24日放送)で、「天然コケッコー」などで知られるくらもちふさこさんの名作「いつもポケットにショパン」が実名で登場し、視聴者の話題を集めている。SNS上ではマンガのファンから「くらもちふさこ、懐かし~」「懐かしすぎて涙が出る!」など歓喜の声が上がり、Yahoo!のリアルタイム検索でも「くらもちふさこ」が急上昇。午前11時過ぎにはトップ3入りを果たした。
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劇中で「いつもポケットにショパン」は、夏休みにヒロインの鈴愛(永野さん)が幼なじみの律(佐藤健さん)から借りたマンガとして登場。作者の名前こそ、豊川悦司さん演じるカリスマ少女マンガ家「秋風羽織」に置き換えられているものの、タイトルなどはそのまま使用されていて、今後も「東京のカサノバ」「アンコールが3回」といったくらもちさんのマンガが実名で登場するという。
制作統括の勝田夏子さんは、「ヒロインに『世界の扉が開いた』と思えるほどの衝撃を与え、少女マンガの世界に飛び込ませるカリスママンガ家・秋風羽織。その作品たちは、鈴愛の青春時代である80年代にも、ドラマを放送している現代においても、常に憧れを抱かせる『ホンモノ』でなければなりませんでした。(脚本家の)北川悦吏子さん、豊川悦司さんも大きな影響を受けた、くらもちふさこさんの珠玉の作品たちを、ドラマの中のパラレルワールドでお楽しみください!」とコメントしている。
「半分、青い。」は、大ヒットドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系、1996年)などで知られ、“恋愛ドラマの神様”の異名も持つ北川さんのオリジナル作品。1971年に岐阜県で生まれ、病気で左耳を失聴したヒロイン・鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、一大発明を成し遂げるまでの物語。4月2日スタートで、全156回を予定。
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