俳優の生田斗真さんが24日、東京都内で行われた瑛太さんとのダブル主演映画「友罪(ゆうざい)」(瀬々敬久監督、5月25日公開)の完成披露試写会の舞台あいさつに登場した。映画は「少年犯罪」をテーマにした薬丸岳さんの小説が原作で、かつて世間を震撼(しんかん)させた事件を起こした少年犯の“その後”を描く重厚ミステリー。生田さんは「この映画ははっきり言って問題作です。賛否両論が巻き起こると思っており、全てのキャスト、スタッフが尋常じゃない覚悟で向き合った作品です」と思いを語った。
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映画は、ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田(生田さん)と、同じタイミングで工場勤務に就く鈴木(瑛太さん)。同い年の2人は次第に打ち解け心を通わせていくが、あることをきっかけに、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める……という内容。
イベントには瑛太さん、夏帆さん、山本美月さん、富田靖子さん、佐藤浩市さん、瀬々監督も出席。生田さんは「本当にとてつもない覚悟を持って作った作品です。エンターテインメントをなりわいにしている者の役割ですとか、使命などを感じながら、撮影しました。この思いが皆さんに少しでも届けば」とコメント。瑛太さんは「重厚なヒューマンサスペンスなんですけど、見た方に感想を聞かせてもらうと、皆さん別の観点で見ていられて、可能性があるというか。皆さん『言葉にならない』と、よく言われます。それでも見た方は、周りの人に伝えてほしいので、宣伝をお願いします」とアピールしていた。
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