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花江夏樹:「デジモンtri.」振り返る 「2年半、思いを込めた」

アニメ
アニメ「デジモンアドベンチャー tri.」で主人公・八神太一の声優を務める花江夏樹さん

 人気アニメ映画「デジモンアドベンチャー」シリーズの新作「デジモンアドベンチャー tri.」(元永慶太郎監督)の第6章「ぼくらの未来」が5日、上映される。2015年11月公開の第1章「再会」から約2年半で、ついに最終章を迎える。第1章から主人公・八神太一を演じてきた花江夏樹さんは「2年半、思いを込めてアフレコをしてきました」と話す。花江さんに「デジモン」への思いを聞いた。

 ◇好きな作品だから不安も

 「デジモン」シリーズはバンダイの携帯液晶ゲーム機から生まれたアニメ。初代「デジモンアドベンチャー」は、小学生の八神太一らがデジタルワールドという世界に飛ばされ、奇妙な生物デジタルモンスターと冒険する姿が描かれた。「tri.」は初代の放送開始から15周年を記念して、2014年に製作が発表された続編。「デジモンアドベンチャー02」の最後の戦いから3年後が舞台で、太一たちが高校生となって登場している。

 花江さんは、太一役が決まった当時を「最初は不安が大きかった。『デジモン』は子供の頃に身近にあった。ゲームやっていたし、アニメも見ていました。ファミレスでデジヴァイス(ゲーム)を買ってもらったことをすごく覚えています。好きだからこそ、自分でいいのか?となった」と振り返る。

 「tri.」の太一は、よく悩む。高校生になり、仲間、進路など少年時代には考えていなかったであろう問題に直面する。太一の成長について「悪い方向に変わったわけではない。成長する過程でそうなるのは当たり前のこと。子供の頃は周りが見えていないけど、段々と見えるようになり、周囲に気を遣うようにもなる。そこを含めて成長だと思う。変化しやすい時期ですよね。僕も学生の頃はそんな感じでした。そんなに覚えていないですけど(笑い)」と考えたという。

 「『tri.』の第1章は、太一が成長していろいろなことを考えるようになっていた。迷いがありました」というが、「自分の中で段々、『tri.』の太一のキャラクター像がしっかりしてきた。第6章まできて、太一が自分で決断できるようになった。そこに合わせて自分も変わってきた」と演技の変化を語る。

 ◇「Butter-Fly」にウルッと

 少年時代の太一はこれまで、藤田淑子さんが声優を務めてきた。花江さんは「藤田さんが演じられた太一を引き継いでいる」という思いがあるといい「ちょっとしたしゃべり方のくせだったり、藤田さんの演技を結構意識しています。ものまねにはならないようにしていますが」と語る。

 テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」のオープニングテーマで人気曲の「Butter-Fly」がエンディングテーマ。花江さんら「選ばれし子どもたち」の声優陣、宮崎歩さん、AiMさんが歌い、同曲を歌った故・和田光司さんの歌声も収録された。花江さんは「歌うことになると思っていなかった。うれしいですね。みんなで歌っていて、盛り上がりながら最後を迎えられる。和田さんの歌も入っていて、ウルッとなりました」と感慨深かったようだ。

 ◇太一をまた演じてみたい

 第5章「共生」では、太一が行方不明になってしまったが、第6章の予告編には太一が登場した。花江さんは、第6章の見どころを「太一がいつ出てくるのか、どういう経緯で出てくるのか楽しみにしてください。どういう終わり方なのかも気になりますよね。楽しみにしてください。それにバトルもすごいです! 僕らも第1章から2年半、思いを込めてアフレコをしてきました。みんなの気持ちが一つになっています。それが伝われば」と話す。

 「tri.」の第6章まで太一を演じた中で、改めて「デジモン」の魅力を「パートナー同士の絆ですね。それぞれに絆があって、それぞれに思いがある。大人にこそ見てほしいですね」と感じたという花江さん。「今は太一を演じ切ったと感じているか?」と聞いてみると「そうなんですけど、太一たちにはこの先も人生が続く。また、演じてみたいですね」と意欲を見せる。「まだまだ続きが見たい!」という思いは、ファンも同じだろう。花江さんが再び太一を演じる日を楽しみにしたい。

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