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宮野真守:アニメ版ゴジラに「戦友たちと立ち向かった」 「ゴジラの主役」と言える喜びも

アニメ 映画
アニメ「GODZILLA 決戦機動増殖都市」で主人公ハルオの声優を務める宮野真守さん

 怪獣映画「ゴジラ」の劇場版アニメの第2章「GODZILLA 決戦機動増殖都市」(静野孔文監督・瀬下寛之監督)が18日、公開される。「ゴジラ」シリーズ史上最大のサイズのゴジラ・アースに人類のリーダーとして立ち向かう主人公ハルオを演じる宮野真守さん。「これまで声優として一緒に戦ってきた、気心の知れた戦友たちと、新たなアニメ版ゴジラに立ち向かっていけたのはすごく心強かった」と語る宮野さんに、第2章の見どころや演じる上でのこだわりを聞いた。

 ◇作品に参加して感じた「ゴジラの説明の要らない存在感」

 作品は、2万年もの間、地球に君臨し続けてきたゴジラと人類の因縁の物語が描かれている。「名探偵コナン」などの静野さんと、アニメ「亜人」などの瀬下さんが監督を務める。「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」などの虚淵玄(うろぶち・げん)さんがストーリー原案と脚本を担当し、「シドニアの騎士」「亜人」などのポリゴン・ピクチュアズが製作する。全3章。

 最初にアニメ版ゴジラの話を聞いた時、「にわかに信じられなくて、『ゴジラのアニメ?』と。ものすごいことにチャレンジしようとしているな」と感じたという宮野さん。オーディションを受ける際は「これは受かりたい、ゴジラというものに自分も名を残したい」と強く思ったという。

 子供の頃に宮野さんが衝撃を受けたゴジラ作品は、「ゴジラvsデストロイア」(1995年)だった。「子供の頃は、お兄ちゃんと一緒に映画館へゴジラを見に行っていたんですけど、当時はゴジラの方にヒーロー味を感じていたなと思います。だから、『ゴジラvsデストロイア』の『ゴジラ死す』というキャッチコピーが印象的で。その作品の下敷きも持ってました(笑い)。『ゴジラ死んじゃうの?』と子供心に思った記憶がありますね」と思いを巡らせる。

 子供の頃に夢中になったゴジラに声優として関わることになり、第1章「GODZILLA 怪獣惑星」が公開されてからは、「ゴジラの持つ説明の要らない存在感」を改めて実感したという。「『ゴジラやっているんです』と言うと、『おー!』という反応が返ってくる。ゴジラ作品の一員になれて『ゴジラの主役なんです』と言える喜びは大きいですね」と笑顔を見せた。

 ◇ハルオの選択に「心打たれる」

 本作に登場するゴジラ・アースに「神格化された何かを感じる」という宮野さん。瀬下監督は「ご神木」をイメージしたと語っているが、宮野さんは「アニメだからこそできるビジュアルの作り方。加えて、そこにはゴジラの意志というよりも世界の意志が集まっている気がするんです。人類には、災害を神とあがめてなんとか鎮めようとしてきた歴史もありますが、ゴジラはそういう存在なんじゃないか」と話す。

 宮野さんが演じているハルオは、4歳の時に目の前でゴジラに両親を殺され、ゴジラに大きな憎しみを抱いているキャラクターだ。ハルオら人類は「どうしようもない脅威として、ある意味勝手に負の感情を抱いてゴジラに立ち向かっていこうとする。そのように人間の在り方をすごく考えさせられる。人としての存在意義がゴジラによって浮き彫りになる」と説明する。

 アニメ版ではハルオら地球人が、異星人のエクシフとビルサルドと共にゴジラと戦う。第2章では「全く考え方が違う種族が一緒に戦う」がゆえのハルオの葛藤も見どころになるという。「ハルオは、第1章の時からいろいろな選択をしてきて、ともすれば革命家的な選択や行動をしてきた。でも第2章では、そんな彼も第1章の被害が大きすぎて、悩むんですよね。人間的な部分をすごく見せる。ハルオのしていく選択に、僕はすごく心を打たれるところがあって、単純にカッコいいなと思うんです」と魅力を語る。

 ◇信頼できる仲間と挑んだ収録 「すごく心強かった」

 ハルオを「人を導く力がある、カリスマ性があるキャラクター」と表現する宮野さん。ただ、演じる上では「僕が『カッコいいな』と思ったところじゃない部分を見なくてはいけない」という思いだったという。

 「僕は凡人なので、革命家の考えを理解するのが一番難しいんですよ」と明かし、「ハルオはどうしてこういう人間になったのか、もしかしたらそうならざるを得なかったのかもしれない。資料を読んだり、収録当日に監督と納得がいくまで話したりして、ハルオの本質を知ろうとした。特別な革命家を演じようなんて思わず、彼の信念を大事にして演じたら、おのずとハルオのキャラクターが出来上がっていた」と、こだわりを語る。

 収録では、「信頼できる仲間と新たなアニメのゴジラに対して戦っていけた。現場ではすごく心強かった」と話す。櫻井孝宏さん、諏訪部順一さん、杉田智和さん、小野大輔さん、梶裕貴さん、花澤香菜さんら第一線で活躍する声優陣が集結している。宮野さんは「今回、気心の知れたメンバーで収録をしたのがすごく面白かった。声優として一緒に戦ってきた戦友たちと新たなものに立ち向かっていけたので、意識を共有できる部分が非常に多かった」と、大きな手応えを感じたようだった。

 メカゴジラやハルオたちの操る高機動人型有人兵器・ヴァルチャーが登場することも話題となっている。宮野さんは「僕らが作る世界観で『メカゴジラはこうなんだ』というのを見せられるのは非常にうれしい。反応が楽しみです。僕が出来上がった映像を見て一番驚いたのは、ヴァルチャーの動き。『俺、こんなのに乗ってたんだ』って」と笑う。

 続けて「第2章は、ゴジラファンにはたまらないワードがいっぱい飛び出すし、人間ドラマにもよりスポットが当たるし、グラフィックとしての面白さもある。監督にも『第3章に向けて、最高にハードルを上げましたね』と言ったぐらいです。最高に楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。

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