中越典子:子育ては“発見”の毎日 母親としての心情、ファッションへの思いを語る

「看護の日」PR大使を務める中越典子さん
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「看護の日」PR大使を務める中越典子さん

 2014年に俳優の永井大さんと結婚、17年5月に38歳で第1子を出産した中越典子さん。「看護の日」(5月12日)のPR大使を務める中越さんは、11日のイベントで出産時のエピソードなどを明かした。13日の「母の日」に合わせて、中越さんに、子育てのエピソードや母親としての心情、ファッションへの思いなどを聞いた。

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 ◇子育てのテーマは「太陽」

 出産から約1年、子どもは1歳になったが子育てはまだ慣れないことも多いといい、「今まではすべて自分の時間だったのが、今はほぼ子どものための時間。ちょっとでも離れると、泣いて甘えてくるので……」と母の苦労を明かす。しかし、「いくら疲れていても、子どもの笑顔や寝顔を見ていると、全部吹っ飛びます。無条件にいとおしい存在ができたことは、何物にも代えられない宝物です」と満面の笑みを見せる。

 子どもは「寝起きに『えっ、えっ』って言いながらニコニコ笑っていている玉のような子」だという。子育ての楽しみは「子どもの成長に段階があって、離乳食を食べてくれないと思ったら、今度は甘えるために足元に来たり。毎日、ステージが変わり続けていて、日々新しいものを見せてくれるんです。発見できることが毎日あって楽しいですね」とうれしそうに目を細める。

 中越さんは、「太陽」を子育てのテーマにしているといい、「落ち込んで暗い時も、温かくパワーをもらえるお母さんでいたいと思います。笑顔の絶えない家庭にしたいと思っています」と力を込める。

 自身の母は、中越さんとは真逆の性格だったといい、「白くて華奢(きゃしゃ)で、絵の中から現れたような人だったんですね。威厳があって、私のことも『典子さん』って呼んでいました」というが、「仕事もしていて、立派に育ててもらって、あの根性と忍耐力、苦労を表に見せないところはすてきですね。母のような“美しい母”は理想です」と思いをはせる。

 ◇Tシャツとデニムをカッコよく着られる母でいたい

 モデルとしてデビューした中越さんだが、出産後はファッションへの意識にも少し変化があったようで「恥ずかしいけど、無頓着になった気がします」と照れながら明かす。「やっぱり自分の服より、子どものものを見たりしていて。外で買い物をする時間もなくなったので、スタイリストさんを頼ったりしています」という。

 半面、「私のファッションテーマは“包み隠さず”なので、保育園に通うときも、ノーメークで行っても、マスクをかけ忘れていても、気にせずに堂々として、Tシャツとデニムをカッコよく着られる母でいたいですね」と明るく話す。

 最近、スタイリストから透け感のあるレースのロングスカートを購入。だが、「私服として一度も着ていないんですよね」と笑顔で明かし、また「立派な帽子も買いました。麦わら帽子なんですけど、それこそTシャツとデニムに似合う感じで、いつかぶろうかと思っています」と話していた。

 <プロフィル>

 なかごし・のりこ 1979年12月31日生まれ。佐賀県出身。ファッション誌「ViVi(ヴィヴィ)」(講談社)のモデルとして活躍後、99年にドラマ「天国のKiss」(テレビ朝日系)で女優デビュー。2000~02年には情報バラエティー番組「王様のブランチ」(TBS系)に出演。03年に出演したNHK連続テレビ小説「こころ」で東京・浅草のうなぎ屋の娘役で主演し、ブレークした。主な映画出演作に「ストロベリーショートケイクス」(06年)や「孤高のメス」(10年)、「岳」(11年)、「関ヶ原」(17年)などがある。

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