西郷どん:第21回「別れの唄」 吉之助、友との再会で心の奥は揺れ… 愛加那は“その日”を覚悟?

NHKの大河ドラマ「西郷どん」第21回の一場面 (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」第21回の一場面 (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さん主演のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第21回「別れの唄」が3日に放送される(NHK総合で午後8時ほか)。妻の愛加那(二階堂ふみさん)との間に子供が生まれ、吉之助(鈴木さん)は父になる。ある日、島へとやってきたのは、正助から名を改めた友の一蔵(瑛太さん)。国父・島津久光(青木崇高さん)への働きかけにより、薩摩に帰還できることになったと聞き、吉之助の心の奥は揺れる……。

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 吉之助が「菊池源吾」と名を変え、大島で暮らし始めてから2年。愛加那との間に男子が生まれ、吉之助は「菊太郎」と名づけようとするが、龍佐民(柄本明さん)は、いつか薩摩に戻る吉之助のことを考え、「菊次郎」にすべきと説得する。その頃、薩摩の国父・久光の下で頭角を現した一蔵の尽力により、吉之助に召還命令が下る。愛加那に別れを切り出せない吉之助。一方で愛加那は、吉之助との別れが現実のものとなりつつあることを感じる。

 「西郷どん」は、明治維新150年となる2018年放送の大河ドラマ57作目。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿にカリスマ藩主・島津斉彬が目を留める。斉彬の密命を担い、西郷は江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。

 第20回「正助の黒い石」では、薩摩では幕府や藩政に対して藩士たちの不満が高まる中、島津斉興(鹿賀丈史さん)が亡くなり、久光が国父として藩の権力を握る。薩摩を変えたい正助は、久光に急接近。少しずつ信頼を得ていく。しかし、有馬新七(増田修一朗さん)ら精忠組の過激派は、正助のやり方が気に入らず、対立を深めると、脱藩を口にする者が続出。そして江戸では、大老・井伊直弼(佐野史郎さん)が桜田門外で水戸の脱藩浪士らに襲われ、命を落とす……という展開だった。

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