上川隆也:舞台版「魔界転生」に覚悟 「むちゃくちゃにしてやろうと」

舞台「魔界転生」の製作発表会見に登場した上川隆也さん
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舞台「魔界転生」の製作発表会見に登場した上川隆也さん

 日本テレビ開局65年記念舞台「魔界転生(まかいてんしょう)」の製作発表会見が19日、東京都内で行われ、主演の上川隆也さんらが登場した。今回の舞台版は殺陣や演出など前代未聞の「魔界転生」になるといい、上川さんは「むちゃくちゃにしないと、(舞台の)魔界転生はできないと思います。ある種、覚悟して受けたお仕事でもありますし、むちゃくちゃしてやろうと思います」と意気込みを語った。

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 続けて上川さんは、原作の「魔界転生」について「世界観や戦い方においても、一線を画するような描かれ方をしている。一つの時代アクションとして語るには枠が小さすぎる物語」と話し、「そのため、舞台としてやるには頭の中で像が浮かばなかった。だからこそ今回、見たこともない形で舞台の上で繰り広げることに、演者としても興味をかき立てられた。舞台を作り上げる意義と言ってもいいようなものが、僕はあると思います」と思いを語った。

 会見には、溝端淳平さん、高岡早紀さん、村井良大さん、松田凌さん、玉城裕規さん、木村達成さん、猪塚健太さん、栗山航さん、丸山敦史さん、山口馬木也さん、藤本隆宏さん、浅野ゆう子さん、松平健さん、演出の堤幸彦さん、脚本のマキノノゾミさんも登場した。

 舞台は、山田風太郎の伝奇小説「魔界転生」が原作。今回の舞台版は、徳川幕府によるキリシタン弾圧のため、10万人の信者が虐殺された肥前国島原で、魔界の力を借りて、「島原の乱」の首謀者・天草四郎(溝端さん)がよみがえる。怒りと憎しみに燃え、幕府への復讐(ふくしゅう)を決意した四郎は、妖術「魔界転生」を使って、宮本武蔵(藤本さん)、柳生宗矩(松平さん)ら歴史に名を残す剣豪を次々とよみがえらせて倒幕を画策。上川さん演じる柳生十兵衛らが四郎の倒幕を阻止するため奮闘する……という展開。

 10月6~28日に博多座(福岡市博多区)で、11月3~27日に明治座(東京都中央区)で、12月9~14日に梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区)で上演される。大阪は読売テレビ開局60年記念舞台として上演される。

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